滝川ダムでは、台風第19号の大雨によるダム下流域の洪水被害の軽減を図るため、下記のとおり、ダムに流れ込む河川の水(流入量)の一部をダムに貯める洪水調節が行われた結果、下流域の観測所地点で約5センチメートルの水位低減効果がありました。
記
1 日時 令和元年10月12日(土)10時31分から10月12日14時22分まで
2 場所 滝川ダム(伊賀市高山)
3 ダム流域の気象及び降雨
・伊賀市に大雨警報発表(10月12日5時40分)
・ダム流域の平均累計雨量:220ミリ(10月11日21時から12日22時まで)
・滝川ダム観測所(伊賀市高山)における最大時間雨量:32ミリ(10月12日11時)
4 洪水調節の状況
10月12日10時31分 滝川ダムへの流入量が毎秒3立方メートルを超えたため
洪水調節が開始される
10月12日12時24分 最大流入量発生(毎秒3.92立方メートル)
洪水調節により毎秒1.23立方メートルをダムに貯留し、
ダム下流への放流を毎秒2.69立方メートルに低減
10月12日14時22分 流入量が毎秒3立方メートルを下回ったため洪水調節終了
5 洪水調節による効果
今回の洪水調節により、滝川ダム下流の伊賀市枅川にある合楽橋水位観測所地点では
約5センチメートルの水位低減効果があったと推定されます。
(速報値のため数値は変更することがあります。)
【参考】
滝川ダムは、自然調節方式のダムです。自然調節方式とは、ゲートによる、人為的な
洪水調節は行わず、ダムの水位によって自然に放流量が決まる方式です。
滝川ダムでは気象・雨量・河川水位・流量・ダム諸量データ等情報収集し、関係機関
への通知、ダム点検、事前パトロールを実施しています。