滝川ダムでは、台風第24号の大雨によるダム下流域の洪水被害の軽減を図るため、下記のとおり、ダムに流れ込む河川の水(流入量)の一部をダムに貯める洪水調節が行われた結果、下流域の観測所地点で約7センチメートルの水位低減効果がありました。
記
1.日時 9月30日20時7分から9月30日21時1分まで
2.場所 滝川ダム(伊賀市高山)
3.ダム流域の気象及び降雨
・伊賀市に大雨警報発表(9月30日10時31分)
・ダム流域の平均累計雨量:108ミリ(9月30日16時から10月1日7時まで)
・滝川ダム観測所(伊賀市高山)における最大時間雨量:28ミリ(9月30日20時)
4.洪水調節の状況
9月30日20時7分 滝川ダムへの流入量が毎秒3立方メートルを超えたため洪水調
節が開始される
30日20時27分 最大流入量発生(毎秒3.82立方メートル)。洪水調節によ
り、毎秒2.23立方メートルをダムに貯留し、ダム下流への
放流を毎秒1.59立方メートルに低減
30日21時1分 流入量が毎秒3立方メートルを下回ったため洪水調節が終了
5.洪水調節による効果
今回の洪水調節により、滝川ダム下流の伊賀市枅川にある合楽橋水位観測所地点では約7
センチメートルの水位低減効果があったと推定されます(速報値のため数値は変更すること
があります。)。
【参考】
滝川ダムは、自然調節方式のダムです。自然調節方式とは、ゲートによる、人為的な洪水調
節は行わず、ダムの水位によって自然に放流量が決まる方式です。
滝川ダムでは気象・雨量・河川水位・流量・ダム諸量データ等情報収集し、関係機関への通
知、ダム点検、事前パトロールを実施しています。