君ケ野ダムでは、台風5号の大雨によるダム下流域の洪水被害の軽減を図るため、ダムに流れ込む河
川の水(流入量)の一部をダムに貯める防災操作(洪水調節)を行いました。
その内容は下記のとおりです。
1.日時 8月7日15時19分~7日15時50分まで
(防災操作した日時)
2.場所 君ケ野ダム(津市美杉町八手俣)
3.内容
(1)降雨量
・8月7日3時49分 津市に大雨警報発表
・ダム流域の平均累計雨量:191ミリ(8月6日22時~7日16時)
・上多気観測所(津市美杉町上多気)における最大時間雨量:39ミリ(7日14時)
(2)防災操作の状況
8月7日15時19分 ダムへの流入量が毎秒180立方メートルを超えたため防災操作を開始
7日15時30分 最大流入量発生(毎秒201立方メートル)防災操作により、毎秒20立
方メートルをダムに貯留し、ダム下流への放流を毎秒181立方メートル
に低減
なお、流入量が毎秒180立方メートルを下回る7日15時50分まで防災操作を継続しました。
(3)防災操作による効果
今回の防災操作により、君ケ野ダム下流の津市一志町内にある大仰水位観測所地点では約5cmの
水位低減効果があったと推定されます。(速報のため数値は変更することがあります。)
【参考】
防災操作を行うにあたっては、気象情報や雨量、河川水位等のデータからダムに入ってくる水の量
(流入量)を予測し、ダムにどれだけの水を貯めるのか、川にどれだけ流すのかを検討した上で、実
施しています。その手順は以下のとおりです。
1)気象・雨量・河川水位・流量・ダム諸量データ等情報収集
2)予測流入量の把握
3)関係機関への通知、ダム点検、事前パトロール、ダム操作の実施