路面標示に関する各管理者間の連携を目的に、令和2年7月に、「三重県内道路路面標示連絡調整会議」を、直轄国道事務所、三重県警察、県の3者で設立し、交差点部での同時施工等に取り組んできました。
令和3年度からの新たな取組として、「路面標示の長寿命化」の検討を進めるため、高耐久性塗料による路面標示の引き直しの効果を検証することとし、高耐久性塗料と通常塗料の経年劣化を比較するためのモニタリング調査を開始します。
そのモニタリング調査のための最初の試験施工を実施します。
1.試験施工箇所
県道伊勢磯部線 伊勢西I.C交差点(伊勢市勢田町)
2.試験施工時期
令和3年8月9日から10日(予定)
3.試験施工の内容
高耐久性と通常の塗料の違いによる劣化状況変化をモニタリングできるよう、各々の
塗料で交差点の半分ずつ路面標示を施工します。
なお、路面標示の塗料は、現在使用しているものは耐摩耗性が80~100mg程度
であり、今回の高耐久性塗料は、既に製品化されている耐摩耗性が30~40mg程度
のものを使用します。また、高耐久性塗料は通常塗料の材料費の約2~3倍かかりま
す。
4.今後の試験施工について
令和3年度中に、交差点以外の直線部等を含め、50箇所程度でモニタリング調査の
ための試験施工を行う予定です。