水防法の規定に基づき、伊勢湾沿岸[三重県区間]の高潮浸水想定区域図を以下のとおり作成しましたので、県ホームページにて公表します。
1.高潮浸水想定区域図の概要
平成27年5月の水防法改正により、想定し得る最大規模の高潮に対する避難体制等の充実・強化のため、高潮により相当な損害が生ずるおそれがある海岸について、高潮浸水想定区域を公表する制度が創設されました。
高潮浸水想定区域図は、施設の能力を超える規模の高潮による最悪の事態を想定して作成するものです。
この図をもとに今後、市町において、高潮ハザードマップの作成などが行われ、避難体制等の充実・強化が図られます。
今回公表する図は、本県の伊勢湾沿岸において想定し得る最大規模の高潮による氾濫が発生した場合に想定される浸水の区域、水深、継続時間を表示したものです。
2.高潮浸水想定区域の概要
浸水が想定される市町 6市5町(木曽岬町、桑名市、朝日町、川越町、四日市市、鈴鹿市、
津市、松阪市、明和町、伊勢市、玉城町)
想定される浸水面積 約288㎢
想定される最大の浸水深 約13m(木曽岬町他)
想定される最長の浸水継続時間 1週間以上
3.高潮浸水想定の条件(想定し得る最大規模の高潮について)
①日本に上陸した既往最大規模の台風が伊勢湾沿岸に最大の高潮を発生させるような経路で接近
②高潮と同時に主要な河川での洪水が発生
③設計条件に達した段階で堤防等が決壊
④排水施設等は水没により機能停止
⑤想定の潮位は朔望平均満潮位(さくぼうへいきんまんちょうい)※
(過去の異常潮位(15.2cm)を見込んで計算)
※朔(新月)および望(満月)の日から5日以内に現れる各月の最大満潮面の平均値
4.公表方法
8月7日から県ホームページの以下のページに掲載します。
https://www.pref.mie.lg.jp/D1KENDO/000240364.htm