世界的な食料問題や環境問題の深刻化、食分野における人材不足等の様々な背景から、食とテクノロジーが融合した「フードテック」が注目を集めており、諸課題の解決に貢献すると期待されています。三重県では、フードテックの市場動向や可能性を学ぶセミナー等を開催しており、今年度は6月に、調理冷凍食品に関する商品開発や技術に関するセミナーを開催しました。
今回は、食品等の長期保存が可能であるため、日常食はもちろん防災食などへの活用が期待される「レトルト食品」に着目し、その製造研究等に取り組んでおられる、東洋食品工業短期大学包装食品工学科准教授の宮尾宗央氏を講師にお迎えします。レトルト食品の開発のポイントについて事例を交えながら講演していただき、今後の可能性について学び、意見交換する研究会を開催します。
記
1 開催日時
令和7年11月7日(金曜日) 午後1時30分から午後3時30分まで
2 開催場所
三重県教育文化会館 第5会議室(三重県津市桜橋2丁目142番地)
3 対象
レトルト食品製造を含めたフードテックに関心がある企業、又は個人事業者の方
4 内容
(1)講演
「事例で学ぶ、レトルト食品の開発のポイント」
東洋食品工業短期大学 包装食品工学科 准教授 宮尾 宗央 氏
(2)三重県工業研究所からの話題提供(フードテック活用について)
小型レトルト食品製造装置の紹介、フリーズドライ、ファインバブル技術など
(3)意見交換
関係機関の話題提供
5 定員
30名
6 参加費
無料
7 申込方法
募集案内に記載のWEB申込フォームにてお申し込みください。
8 申込期限
令和7年11月6日(木曜日)
9 申込み先・問合せ先
三重県工業研究所 食と医薬品研究課 担当 佐合、田口
〒514-0819 津市高茶屋5丁目5番45号
電話 059-234-8462
※参考
【フードテックとは?】
「Food(食)」×「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、食分野の新しい技術およびその
技術を活用したビジネスモデルのこと。
【レトルト食品とは?】
気密性・遮光性のある耐熱容器に密封し、加圧・加熱をした食品を指し、食品衛生法(しょくひん
えいせいほう)では、レトルト食品は120℃で4分以上の加熱が必要であると定められている。常温で
の長期保存が可能である。