三重テラスの令和2年度の運営実績及び令和3年度の運営方針について発表します。
1 令和2年度の実績
(1) 4つの成果指標
三重テラスの成果を評価する4つの指標のうち、3指標について目標値を下回る結果となりました。
① 三重の魅力体験者数(※1) 75,871人 (目標値 176,000人)
※1 県産品の購入者(ショップレジ客数)、県産食材の飲食(レストラン利用者数)、イベントスペー
スへの入場(2F来館者数)など、三重テラスの利用により、三重の魅力を体験していただいた人数
② 商品開発・販路拡大件数(累計) 1,167件 (目標値 900件)
③ メディア掲載件数 57件(目標値80件)
(内訳:テレビ 4件、ラジオ 0件、新聞 5件、雑誌 22件、Web 26件)
④ 三重ファン連携取組数(※2)(累計) 686件 (目標値 735件)
※2 三重の応援団、応援企業といった三重ファンや県内市町、団体、事業者等と連携した情報発信や
イベントの実施等により、三重の魅力発信に取り組んだ件数
(2) 概要
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる緊急事態宣言を受けて、4月8日から5月31
日まで全館が休業となったほか、緊急事態宣言期間外も含め、東京都の要請に対応して適宜、レストラン
の時間短縮営業を実施しました。
また、近隣企業における在宅勤務や時差出勤の推奨、会食の自粛により、日本橋のオフィスワーカー及
び日本橋の夜間の人の往来が大きく減少しました。
その結果、令和2年度の来館者数は対前年度比47.2%、売上額は対前年度比55.2%となりました。
① 来館者
平成25年9月28日のオープン以降の来館者数累計は、令和3年3月末現在で4,387,702人となりまし
た。(令和2年度来館者数 283,613人;対前年比 47.2%)
② 売上げ
令和2年度のショップ・レストランの売上の合計額は 141,519千円となりました。
(対前年度比 マイナス114,790千円(55.2%))
<内訳① ショップ>
売上額 98,891千円(対前年度比 マイナス42,451千円;70.0%)
<内訳② レストラン>
売上額 42,628千円(対前年度比 マイナス72,339千円;37.1%)
③ with/afterコロナに対応した新たな取組
新型コロナウイルス感染症の影響により活動の制約が大きかった中、安全・安心への消費者ニーズに対
応するため、ECサイト、WEB来店システム、混雑状況表示システムなどICTを活用したサービスの
提供を展開しました。
また、イベントスペースにおいて、ZoomやYouTube などを用いたオンラインセミナーやオンライン
トークなど、DXを効果的に活用したイベントを開催しました。
※開催されたオンラインセミナー等の内容は、YouTubeに「三重テラスチャンネル」として登録 (令和
3年3月末現在 登録本数 28本、延べ視聴回数 13,599回)
2 令和3年度の運営方針
三重テラス第2ステージのめざすべき方向性にしたがって運営改善に努めるとともに、以下の取組に注
力します。
(1)柔軟かつ大胆な発想で 「新たな日常」 を創造し、三重テラスを進化させます。
(2)県内事業者の販路拡大・販売拡大に向け、三重テラスの機能を発揮させます。
(3)SDGs推進の観点を三重テラスの運営に取り入れるとともに、エコ、エシカル、サステナビリ
ティも併せて発信します。
(4)東京2020オリンピック・パラリンピック、三重とこわか国体、三重とこわか大会などのビッグイ
ベントを生かして三重の魅力を発信します。
※三重テラス第2ステージのめざすべき方向性
① 三重テラスのブラッシュアップ
三重のイメージアップにつながる魅力的な商品ラインナップと店舗づくり など
② さらなる販路拡大
首都圏での新たな販路拡大につなげるための営業活動の展開 など
③ 効果的な情報発信
三重の旬、季節や歳時などタイミングをとらえた情報発信 など
④ ネットワークの強化と協創
市町・関係団体等、コアな三重ファンとの連携によるイベントの実施 など