中国河南省から、友好提携35周年を記念して贈呈された記念品を、以下のとおりご覧いただけます。
1.澄泥硯(ちょうでいけん)
(1)解説
河洛澄泥硯伝習所が制作した作品「豫」。
河洛澄泥硯は前漢時代から誕生し、中国四大名硯のひとつとされ、第一期の河南省無形文化遺産に
登録されています。
硯蓋は、元時代に登封市の「観星台」の造形を再現した印鑑の形であり、「天地の霊気を合わせ、
宇宙の精華を集める」という意味があります。印鑑には河南省の略称の「豫」の字が刻まれ、硯蓋の
上部と硯の周囲に河南省の古称である「中州」の「中」の字が刻まれています。「中」には河南省の
方言で「良い」という意味も含まれています。
作品箱には、三重県の花であるハナショウブとともに、「河南三重友誼長存」の文字が刻まれて
います。
(2)展示場所
三重県旅券センター(津市羽所町700番地 アスト津3階) 陳列ケース
開所時間 9時から18時30分まで(日曜日は17時まで)
休業日 土曜日・祝休日・年末年始(12月29日から1月3日まで)
※休業日などの詳細は三重県旅券センターのサイトでご確認ください。
https://www.pref.mie.lg.jp/PASSPORT/16484018030.htm
2.「中華源·河南の物語」10巻シリーズ
(1)解説
河南省の美しさを世界に伝えるため、2018年以来、河南省人民政府外事弁公室が各分野の専門家に
依頼して中国語と英語対訳で制作してきました。黄河文化、老子、中華民族の祖先といわれる黄帝、
少林武術、太極拳、漢方医、漢字、シルクロード、農業、文化財、書道、河南料理、河南演劇、
貧困脱却、中国人公務員の代表の焦裕禄、神話伝説などのテーマを、物語の形で世界へ紹介して
います。
少林武術、太極拳、漢方医をはじめ、河南省の豊かな歴史文化は、現代社会にも多くの示唆を与えて
くれます。三重県民のみなさんと一緒に、河南の物語から多くの知恵と力を学び、運命共同体の地球に
住む同じ人類として美しい未来を創造することを期待しています。
(2)展示場所
三重県立図書館 閲覧コーナー
開館時間 9時から19時まで
※休館日は三重県立図書館のサイトでご確認ください。
http://www.library.pref.mie.lg.jp/