新型コロナウイルスの感染症の国内での感染拡大を受け、台湾政府から日本に寄附されたマスクのうち1万500枚が三重県に寄附されました。
1 経緯
4月16日に台湾政府から日本に対する200万枚のマスク寄附の発表が行われました。寄附されたマスクは、超党派国会議員300名で構成する「日華議員懇談会」を通じて受け入れられ、4月21日に日本に到着し、24日にそのうちの1万500枚が本県に配分されました。
2 マスクの提供について
本県に寄附されたマスクは、4月28日に感染症指定医療機関に提供しました。
3 参考
(1)新型コロナウイルス感染症に関する台湾の国際貢献
台湾では令和2年4月以降、感染拡大が深刻な欧米や外交関係を有する国々に対してマスクなどの医療物資の提供を開始し、今回、日本に対してもマスクの寄附が行われました。
なお、蔡英文(さいえいぶん)総統は、Twitter上で日本語の応援メッセージを投稿しています。
<台湾・蔡英文総統のTwitterでの投稿文>
・「日本の皆さんへ、手を携えてこの闘いに勝ちましょう!
地震も、台風も、台日の協力で乗り越えてきました。
だからこそ、勝ってまた会いましょう!」(4月7日)
・「マスクが少しでもCOVID-19と闘う日本の役に立てれば。
共に戦えば、一人一人の和より大きな力を生み出せる!」(4月18日)
(2)日華議員懇談会会長(衆議院議員 古屋圭司氏)から各都道府県知事及び政令指定都市市長あてメッセージ
「新型コロナウイルス感染症が世界中で急速な感染拡大を続ける中、台湾は感染拡大の抑止に大きな成果を上げ、国際社会に対して様々な支援をしています。
今回、台湾からの支援をいち早く皆様のもとへお届けするために、国交のない日本と台湾の事情から、超党派国会議員300名で構成する『日華議員懇談会』を通じて支援を行いました。東日本大震災の際も多くの支援を頂いた台湾。
困ったときにお互いを支え合う日本と台湾は、古き良き大切な友人です。」
(3)本県と台湾の交流状況
平成24年度以降、観光、食、産業、教育などの分野で交流促進に取り組んできました。また、これまでの知事の台湾訪問に合わせて、台湾の主要都市である、新北市、高雄市及び台中市とそれぞれ、交流促進等を目的とする協定・覚書を締結するなど、関係強化に取り組んでいます。