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平成29年02月11日

三重県知事の台湾訪問(2月9日)の概要について

三重県知事の台湾訪問(2月9日)の概要についてお知らせします。

1 台湾三井不動産訪問
(1) 日時(時刻は現地時間。時差は日本時間に対してマイナス1時間)
 平成29年2月9日(木曜日)11時15分から11時45分まで
(2) 場所 
 台湾三井不動産股份有限公司
(3) 参加者
  台湾三井不動産股份有限公司
  董事総経理 下町 一朗(しもまち いちろう)
 三井不動産集団 三新奧特萊斯(アウトレット)股份有限公司
  総経理 和田山 竜一(わだやま りゅういち) ほか  計5名
  三重県知事 鈴木 英敬
 三重県議会 議員 中嶋 年規
 三重大学 副学長 西村 訓弘 ほか  計7名
(4) 概要
 三井林口アウトレットパーク(新北市)において全国の地方自治体で初となるフェア開催により県の魅力をPRできたことについて感謝を伝えました。
 鈴木知事から「三井台中アウトレットパークが開業する2018年は『2013日台観光サミットin三重』の開催から5年の節目にあたる。明日10日には台中市との間でも連携関係を構築するので、台中店で台中市と連携したプロモーションを展開し、台湾の北部・中部から三重県の情報を発信したい」との発言がありました。
 下町董事総経理からは、「林口、台中でのフェア開催に協力したい。また、台北市の南港にも出店計画があり、2020年の竣工を目指しているので、こちらも活用いただければ」との発言があり、今後詳細な調整を行っていくこととなりました。
                 
2 日本台湾交流協会台北事務所訪問
(1) 日時(時刻は現地時間。時差は日本時間に対してマイナス1時間)
 平成29年2月9日(木曜日) 12時00分から12時30分まで
(2) 場所 
 公益財団法人日本台湾交流協会台北事務所
(3) 参加者
 公益財団法人日本台湾交流協会台北事務所 
  代表 沼田 幹夫(ぬまた みきお) ほか  計3名
 三重県知事 鈴木 英敬
 三重県議会 議員 中嶋 年規
 三重大学 副学長 西村 訓弘 ほか  計7名
(4) 概要
 日本や三重県と台湾との交流促進や経済情勢について意見交換を行いました。
 沼田代表から、昨年の日台双方の渡航者数の合計は延べ600万人を超え、うち日本から台湾への渡航者数は約200万人であり、今後、双方の交流人口を増加させていくためには、台湾の既存航路を有効に活用していくことや、台湾国内の知日派層を増やすための次世代の交流等が必要である旨、説明がありました。
 これに対して鈴木知事は、昨年12月に日本台湾交流協会が主催した天皇誕生日レセプションで三重県の日本酒を採用していただいたことへのお礼や、これまで当県が行ってきた観光や産業分野での台湾への送客等について説明しました。また、三重大学の西村副学長より、三重大学と台湾の大学との交流に関して紹介がありました。このほか、沼田代表から現政権の政策等について説明がなされ、引き続き日本台湾交流協会と連携していくことを確認しました。

3 台北駅地下街(台北モール)の視察
(1) 日時(時刻は現地時間。時差は日本時間に対してマイナス1時間)
 平成29年2月9日(木曜日)14時00分から14時30分まで
(2) 場所 
 台北駅地下街(台北モール)1号広場 Y27、28出口付近
(MRT松山線北門線連絡口 MRT桃園空港線連絡口付近)
(3) 参加者
  株式会社新垣通商 代表取締役 (日本台湾商会連合総会 総会長)
 新垣 旬子(あらがき じゅんこ)
 台北地下街行政服務中心 理事主席 黄玉珠 ほか
 三重県知事 鈴木 英敬
 三重県議会議員 中嶋 年規
 三重県中小企業団体中央会 会長 佐久間 裕之 ほか
                       合計70名
(4) 概要
 台北駅地下街(台北モール)で開催中の日本物産展「E-JAPANフェア」を視察し、主催者である株式会社新垣通商(本社沖縄県)等から、台北モールやフェアの概要について説明を受けました。
 また、フェアに出品している三重県産品(みかん、海産物等)について紹介を受けるとともに、台北モールでの展示は、2017年3月に開通する桃園空港~台北駅間の地下鉄(MRT)の連絡口付近にあるため、多くの乗客等にPRすることができる旨、説明がありました。
 台北モールにおける県産品等のPRについて、引き続き意見交換していくこととなりました。

4 県内企業と現地企業(世界台湾商会連合総会等)との意見交換会
(1)日時(時刻は現地時間。時差は日本時間に対してマイナス1時間)
 平成29年2月9日(木曜日)15時40分から16時50分まで
(2) 場所 
 立法院
(3) 参加者
  立法院長 蘇 嘉全(そ かぜん)
 世界台湾商会連合総会 総会長 林 見松(りん けんしょう)
 世界台湾商会連合総会青商会 総会長 邱 臣遠(きゅう しんえん)
 日本台湾商会連合総会 総会長 新垣 旬子 ほか
  三重県知事 鈴木 英敬
 三重県議会議員 中嶋 年規
 三重県中小企業団体中央会 会長 佐久間 裕之 
                       合計 約130名
(4) 概要
 台湾現地の企業経営者を中心に構成される台湾商会連合総会等と三重県台湾経済交流ミッション団の交流・意見交換会に出席しました。
 立法院の紹介の後、日本台湾商会連合総会の新垣総会長から「魅力的なものが多い三重県産品は、台湾企業と連携することで今まで以上にビジネスチャンスが広がると考えられるので、日本と台湾の若い世代での交流をしっかり行っていただきたい。この会を双方のネットワーク構築の機会にして欲しい」との発言がありました。
 次に、蘇嘉全立法院長からは、「日本企業の開発・研究といった強みを生かし、台湾企業と連携することで世界各国への展開が広がる。現在、台湾政府が進める新南向政策の推進について、日本の企業にも協力いただきWIN-WINの関係を構築したい」との発言がありました。
 鈴木知事からは、「これまで地方レベルでの民間交流が台湾全土に展開されてきている。加えて、三重県はタイ、ベトナムなどASEANとの交流もあるため、台湾の企業と一緒にアジアへのゲートウェイとなることが双方の経済発展につながる」との発言がありました。
 その後、代表者8名によるディスカッションでは、「台湾商人と日本企業の関係」について、意見交換が行われました。
※総統府訪問のため、冒頭あいさつのみで鈴木知事と立法院長は途中退出しました。

5 総統府訪問
(1) 日時(時刻は現地時間。時差は日本時間に対してマイナス1時間)
 平成29年2月9日(木曜日)17時20分から18時00分まで
(2) 場所
 総統府
(3) 参加者
  副総統 陳 建仁(ちん けんじん)
 外交部常務次長 李 澄然(り ちょうぜん)
 亜東関係協会秘書長 蔡 明耀(さい めいよう) ほか  計5名
  三重県知事 鈴木 英敬  三重県議会議員 中嶋 年規
(公財)日本台湾交流協会台北事務所 代表 沼田 幹夫
 三重県中小企業団体中央会 会長 佐久間 裕之 ほか  計12名
(4) 概要
 これまでに構築してきた三重県と台湾の連携を踏まえ、平成25年に三重県で開催された「2013日台観光サミットin三重」から5年を迎える平成30年に向け、更なる連携に向けて意見交換を行いました。
 陳副総統から「蔡英文総統から三重県知事に謝意を伝えるよう申し受けた。この度の訪問も含め毎年訪台されていることに感謝したい。これまで三重県が新北市や高雄市と交流促進等に関する覚書を締結してきたことは、日台の自治体間交流の良い見本。また、日本の技術力と台湾華僑のもつ人的ネットワークの連携により東南アジアなどの市場を開拓していきたい」との発言がありました。
 鈴木知事からは「今回、企業関係者60名以上が同行した。1人当たりの製造品出荷額が全国1位であることや、その技術を高度化させるための大学もある。台湾企業と共にASEAN地域への展開に向けて協力していきたい。また、製造業をはじめとした経済分野だけでなく、文化交流なども含めた重層的な交流が進むよう協力いただきたい」との発言がありました。

6 台湾三重県人会との夕食交流会
(1) 日時(時刻は現地時間。時差は日本時間に対してマイナス1時間)
 平成29年2月9日(木曜日)18時30分から19時20分まで
(2) 場所 
 老爺大酒店(ロイヤル・ニッコー台北)
(3) 参加者
(相手方)
台湾三重県人会
  日構日建股份有限公司総経理 井田 裕之 ほか  計22名
 三重県知事 鈴木 英敬  三重県議会議員 中嶋 年規
 桑名市長 伊藤 徳宇  志摩市長 竹内 千尋   伊賀市長 岡本 栄
 南伊勢町長 小山 巧  三重県中小企業団体中央会 会長 佐久間 裕之
 三重大学 理事・副学長 鶴岡 信治
 三重大学 副学長 西村 訓弘 ほか  計32名
(4) 概要
 三重県にゆかりの深い台湾駐在者等で構成され、結成5年を迎えた「台湾三重県人会」の方々との交流会を開催し、実際に台湾で様々な仕事に携わることによる経験や課題について意見交換等を行いました。
 冒頭、鈴木知事から「台湾の地にこのようなアットホームに意見交換のできる県人会が存在することは、多くの三重県人にとって大変心強いことであるとともに、三重県と台湾との交流・連携の更なる促進にとって、非常に有意義なことである」と挨拶し、その後、感謝状を贈呈しました。
 台湾三重県人会を代表し挨拶をいただいた井田様からは、「2011年7月に7人でスタートした県人会が今回で22回目を迎え、知事をはじめミッション団に参加いただいたことが大変うれしい。これまでの参加者は100名以上にのぼり、帰国した人を除くと、現在も約50名が3か月に一度のペースで集まっている。女性が多いのも特徴である。三重県人としてのつながりを大切にして故郷に貢献したい」等の発言がありました。

7 台湾観光局及び台湾観光協会との夕食交流会
(1) 日時(時刻は現地時間。時差は日本時間に対してマイナス1時間)
 平成29年2月9日(木曜日)20時00分から21時30分まで
(2) 場所
 台北晶華酒店(リージェント台北)
(3) 参加者
  台湾交通部観光局 局長 周 永暉(しゅう えいき)
 台湾観光協会 会長 葉 菊蘭(よう きくらん)
 台湾観光協会 栄誉会長 賴 瑟珍(らい そうちん) ほか  計11名
 三重県知事 鈴木 英敬
 安濃津よさこい組織委員会 顧問 小柴 眞治
 近鉄グループホールディングス株式会社 台北支社長 坂本 耕一 ほか  計5名
(4) 概要
 台湾観光局の周局長主催の夕食会に出席し、三重県と台湾のさらなる交流の拡大に向けた意見交換を行いました。
 周局長からは、日台の年間訪問者数が昨年600万人を超えた一方、台湾人旅行者数が日本人旅行者数の2倍以上である状況が紹介されるとともに、「2018年に台湾で開催する日台観光サミットに、鈴木知事にご参加いただきたい」との発言があり、相互交流の拡大に対する三重県への期待が示されました。
 これに対して鈴木知事は教育旅行等による相互交流の拡大の重要性に触れるとともに、「2018年には日台観光サミットin三重の開催から5年を迎えることから、近鉄や三井アウトレットなど民間企業と連携して、台湾との交流をステージアップさせたい」と意向を伝え、今後のさらなる連携を依頼したところ、周局長から快諾をいただきました。
 また、1月25日に台湾観光協会会長に就任したばかりの葉会長とは、日本の地方自治体の長として初めて面談を行ったところ、葉会長から三重県への送客に特に力を入れる意向が示されるなど、三重県と台湾観光協会が今後も連携を強化していくことを確認しました。

関連資料

  • 2月9日の写真(PDF(748KB))

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