令和6年度病害虫発生予報第2号を発表します。向こう1か月における農作物の病害虫発生予報の概要は以下のとおりです。詳細については関連資料をご覧ください。
向こう1か月の予報と対策
1 作物
イネでは、葉いもちの発生時期はやや早、発生量はやや多と予想されます。発生を見かけたら速やかに防除してください。イネクロカメムシの発生量は少と予想されます。イネミズゾウムシの発生時期は早、発生量は少と予想されます。
2 果樹
カンキツでは、そうか病の発生量は多と予想されます。6月以降は新芽や幼果の病斑から二次感染するので、予防散布を徹底してください。かいよう病は温州、中晩柑ともにやや多と予想されます。旧葉で越冬病斑が見られる圃場では、降雨等の気象条件に注意し、予防防除を実施してください。黒点病、ミカンハダニ、チャノキイロアザミウマの発生量は平年並と予想されます。
ナシでは、黒星病、ハダニ類の発生量は平年並と予想されます。
ブドウでは、ベと病の発生量はやや少と予想されます。
果樹共通では、カメムシ類の発生量は多と予想されます。収穫前のウメ、ナシやカキの幼果への飛来に注意してください。
3 茶
炭疽病、もち病、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマの発生量は平年並、カンザワハダニ、チャノホソガの発生量はやや少と予想されます。
4 野菜
イチゴでは、炭疽病の発生量はやや多と予想されます。高温・多湿条件で発生しやすいため、今後の梅雨・高温期にかけては注意が必要です。うどんこ病の発生量はやや少と予想されます。
ネギでは、ネギコガの発生量は平年並と予想されます。
野菜共通では、コナガの発生量はやや少と予想されます。