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令和06年05月18日

令和6年度病害虫発生予察注意報第1号

ムギ類赤かび病が多発しているため、令和6年度病害虫発生予察注意報第1号を発表します。

1 対象作物:ムギ類

2 対象病害虫名:ムギ類赤かび病

3 発生地域:県内全域

4 発生時期:5月上旬以降

5 発生量:多

6 注意報発令の根拠
 1)本年は、ムギ類赤かび病に最も感染しやすいとされる時期(開花期から10日後までの
  間)に、感染に好適な気象条件となった日が多くなりました。
 2)コムギの巡回調査ほ場(5月第2~3週)では、赤かび病の発生ほ場率は97.2%(平年
  26.9%、令和5年61.1%)、発病穂率は4.06%(平年0.15%、令和5年0.03%)で、い
  ずれも過去10年間で最も高くなっています。
 3)1か月予報(5月16日・名古屋地方気象台発表)によると、向こう1か月の気温は高く、
  降水量は平年並か多い見込みです。そのため、現在、赤かび病が発生しているほ場では
  今後、感染が拡大する可能性があります。

7 今後の対策
 1)収穫までの期間があるほ場では追加防除をしましょう。なお、収穫前日数に注意し、
  薬剤のローテーション散布をお願いします。
 2)ほ場の見回りにより発生状況を確認し、赤かび病の発生がひどいほ場では刈り分けを
  行いましょう。
 3)刈り遅れは感染拡大を助長するため、穀粒水分28%を目安に収穫を行いましょう。ま
  た、収穫後は速やかに乾燥しましょう。
 4)赤かび病の被害粒は粒厚が薄く、比重が軽い傾向があるため、粒厚選別や比重選別に
  より被害粒除去に努めましょう。
 5)共同乾燥調製施設においては、荷受け時に赤かび病の被害粒のチェックを行い、被害
  粒がみられた場合は、必要に応じて仕分けを行いましょう。

8 かび毒について
  赤かび病の病原菌は、かび毒を発生させることがあります。かび毒であるデオキシニバ
 レノールの基準値を超えた麦は食用として流通することができません。
  詳細は、農林水産省ホームページ「麦類のかび毒汚染予防・低減指針:農林水産省  
 (maff.go.jp)」(令和5年3月14日公表)を参照ください。

9 問い合わせ先
  三重県病害虫防除所 電話:0598-42-6365

関連資料

  • R6注意報第1号(PDF(232KB))

本ページに関する問い合わせ先

三重県 病害虫防除所 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6365 
ファクス番号:0598-42-7568 
メールアドレス:byogai@pref.mie.lg.jp 

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