令和6年度病害虫発生予報第1号を発表します。向こう1か月における農作物の病害虫発生予報の概要は以下のとおりです。詳細については関連資料をご覧ください。
向こう1か月の予報と対策
1 作物
イネでは、イネミズゾウムシの発生時期は早、発生量は少と予想されます。
コムギでは、赤かび病の発生量は平年並と予想されます。複数回防除を基本とし、一回目は開花期に、二回目は一回目の7から10日後に実施してください。
2 果樹
カンキツでは、そうか病の発生量はやや多と予想されます。新葉に病斑が見られる圃場では、その後果実へ感染しますので、幼果期の防除を計画してください。かいよう病はやや多と予想されます。越冬病斑が見られる圃場では、初期の予防散布を徹底してください。ミカンハダニの発生量は平年並と予想されます。
ナシでは、赤星病、ハダニ類、アブラムシ類の発生量は平年並、黒星病はやや少と予想されます。
果樹共通では、果樹カメムシ類の発生量は多と予想されます。山林に近い圃場や過去に多数飛来があった圃場では、飛来に注意してください。
3 茶
チャでは、カンザワハダニ、チャノホソガ、チャノキイロアザミウマ、チャノコカクモンハマキの発生量は平年並と予想されます。クワシロカイガラムシの発生量はやや少で孵化最盛期予測日は平年並と予想されます。
4 野菜
イチゴでは、ハダニ類の発生量は平年並と予想されます。