ネギ等の重要害虫であるシロイチモジヨトウの多発が続いているため、2回目の注意報を発表します。
1 対象作物 : ネギ、アブラナ科野菜
2 対象病害虫名 : シロイチモジヨトウ
3 発生地域 : 県内全域
4 発生量 : 多
5 注意報発令の根拠
(1)青ネギの巡回調査ほ場(10月第1~2週)では、被害株率25.8%(平年5.4%)と多い状況です。
(2)フェロモントラップにおける誘殺数は、松阪市嬉野川北町(9月第3半旬~10月第2半旬)で585頭
(平年89頭)と多い状況です。
(3)1か月予報(10月12日・名古屋地方気象台発表)によると、向こう1か月の気温は高く降水量は少
ない見込みです。このため、シロイチモジヨトウの発生に好適な条件が続くと考えられます。
6 防除の注意事項
(1)幼虫は表皮を残して食害するため、特にネギでは被害葉はふんや穴を伴いながら白く透けて垂れ下
がります。こまめにほ場を見回り発生初期の防除に努めてください。
(2)薬剤の効果が高い若齢のうちに防除してください。
(3)薬剤抵抗性回避のため、異なる作用機構の薬剤をローテーション散布してください。
(4)防除薬剤は三重県農薬情報システムで検索することができます。
(https://www.nouyaku-sys.com/noyaku/user/top/mie)
(5)シロイチモジヨトウのフェロモントラップ誘殺状況は、以下の野菜の病害虫のページにて随時更新
しています。(https://www.pref.mie.lg.jp/byogai/hp/39619007432.htm)