令和５年度病害虫発生予報第１号

　令和５年度病害虫発生予報第１号を発表します。向こう１か月における農作物の病害虫発生予報の概要は以下のとおりです。なお、詳細については関連資料をご覧ください。

向こう１か月の予報と対策

１　作物
　イネでは、イネミズゾウムシの発生時期は早、発生量は平年並と予想されます。
　コムギでは、赤かび病の発生量は平年並と予想されます。曇天または降雨が続く場合は追加防除を検討してください。

２　果樹
　カンキツでは、そうか病はやや多と予想されます。新葉に病斑が見られる圃場では、その後果実へ感染しますので、幼果期の防除を計画してください。かいよう病は平年並と予想されます。ミカンハダニの発生量は多と予想されます。発生密度が高くなると防除が困難になるため成虫が1葉当り0.5～1.0頭になったら防除を計画してください。
　ナシでは、黒星病、赤星病、ハダニ類、アブラムシ類の発生量は平年並と予想されます。
　果樹共通では、果樹カメムシ類の発生量はやや少と予想されます。

３　茶
　チャでは、カンザワハダニの発生量はやや多と予想されます。多発状況であれば摘採前日数に注意して防除してください。チャノホソガ、チャノコカクモンハマキの発生量は平年並と予想されます。チャノキイロアザミウマ、クワシロカイガラムシの発生量はやや少と予想されます。

４　野菜
　イチゴでは、ハダニ類の発生量はやや少と予想されます。