1 対象作物 : ナシ、カキ、カンキツ等
2 対象病害虫名 : 果樹カメムシ類
3 発生地域 : 県内全域
4 発生時期 : 6月中旬以降
5 発生量 : 多
6 注意報発令の根拠
(1)予察灯におけるチャバネアオカメムシの誘殺数(6月第5半旬~7月第4半旬)は、松阪市嬉野川北
町で2,726頭(平年729.3頭)、南牟婁郡御浜町で67,926頭(平年9564.3頭)と多い状況です。
(2)フェロモントラップにおけるチャバネアオカメムシ誘殺数は、松阪市嬉野川北町(6月4週~7月3
週)で 1,368.7頭(平年332.8頭)、南牟婁郡御浜町(6月下旬~7月中旬)で3,413.5頭(平年
643.2頭)と多い状況です。
7 防除の注意事項
(1)飛来数は、圃場による差が大きい傾向があります。気象の変動をきっかけに飛来する可能性も考えら
れますので、今後の発生動向に注意してください。
(2)夜間の照明等への飛来を参考にし、圃場で飛来を確認したら防除を実施してください。
(3)過去に飛来が多かった圃場では特に注意してください。
(4)近隣圃場と散布日を合わせるなど、広域で一斉防除すると効果が高くなります。
(5)合成ピレスロイド系の薬剤を連続して散布することで、ハダニ類、カイガラムシ類の発生が多くなる
傾向があるので注意してください。 薬剤は三重県農薬情報システム
(https://www.nouyaku sys.com/noyaku/user/top/mie)で検索することができます。