斑点米カメムシの発生状況と今後の気象状況により、イネへの被害が予想されるため、次のとおり注意報を発表します。
なお、発生予察情報には、「発生予報」、「警報」、「注意報」、「特殊報」があります。「注意報」は、警報を発表するには至らないものの、重要な病害虫が多発生することが予想され、早期に防除したほうがよい場合に発表するものです。
1.対象作物 水稲
2.対象病害虫名 斑点米カメムシ類(ミナミアオカメムシ、クモヘリカメムシ、イネカメムシ、ホソハリ
カメムシ、シラホシカメムシ類)
3.発生地域 県内全域
4.発生時期 7月上旬~9月中旬
5.予想発生量 多
6.注意報発令の根拠
1)農業研究所予察灯(4月第1半旬~6月第4半旬、松阪市嬉野川北町)では、ミナミアオカメムシの誘
殺数は77頭(過去10年平均29.2頭)と、多い状況です。
2)一般ほ場では、出穂前の水田内でミナミアオカメムシ、クモヘリカメムシ、イネカメムシ、ホソハリ
カメムシ、シラホシカメムシ類の発生が確認されています。
3)水稲生育予測システム(4月24日移植コシヒカリ。7月3日現在)によると出穂期は7月16日と平年よ
り5日早い予想です。
4)1か月予報(7月2日・名古屋地方気象台発表)によると、気温は平年を上回り、7月11~17日は平年
に比べ曇りや雨の日が少ない予想です。また、18日以降は平年と同様に晴れの日が多いことから、
斑点米カメムシ類の活動に好適です。