病害虫発生予察予報第3号

令和2年度病害虫発生予報第3号を発表します。向こう１か月における農作物の病害虫発生予報の概要は以下のとおりです。なお、詳細については関連資料をご覧ください。

向こう1か月の予報と対策

1）作物
イネでは、葉いもちは平年並、穂いもちの発生時期および発生量は平年並と予想されます。圃場を見回り、早期発見、早期防除に努めてください。
紋枯病の発生時期および発生量は平年並、白葉枯病の発生量は平年並と予想されます。
斑点米カメムシ類は平年並、イネクロカメムシは平年並、ツマグロヨコバイは少と予想されます。セジロウンカの発生時期および発生量は平年並と予想されます。
2）果樹
カンキツでは、そうか病、黒点病、ミカンハダニ、チャノキイロアザミウマの発生量は平年並と予想されます。かいよう病（中晩柑）の発生量はやや少、かいよう病（温州みかん）の発生量は少と予想されます。
ナシでは、黒星病、ハダニ類の発生量は平年並と予想されます。
ブドウでは、べと病の発生量は平年並と予想されます。
果樹共通では、果樹カメムシ類の発生量はやや多と予想されます。発生が認められる場合は速やかに防除を実施してください。
3）茶
チャでは、チャノミドリヒメヨコバイ、クワシロカイガラムシの発生量はやや多と予想されます。クワシロカイガラムシの発生時期はやや早と予想されます。防除時期をご注意ください。薬剤が十分かかるよう丁寧に散布してください。カンザワハダニ、チャノホソガ、チャノコカクモンハマキの発生量は平年並と予想されます。炭疽病、チャノキイロアザミウマの発生量はやや少と予想されます。

4）野菜
イチゴでは、炭疽病、ハダニ類の発生量は平年並と予想されます。うどんこ病
は少と予想されます。
ネギ共通では、ネギコガの発生量は、やや少と予想されます。