令和元年度病害虫発生予報第7号を発表します。向こう1か月における農作物の病害虫発生予報の概要は以下のとおりです。なお、詳細については関連資料をご覧ください。
向こう1か月の予報と対策
1)作物
イネ(注1)では、イネミズゾウムシの発生量は平年並と予想されます。
コムギ(注2)では、赤かび病の発生量は平年並と予想されます。
注1:4月中旬までに移植する圃場を対象。
注2:11月下旬までに播種した圃場を対象。
2)果樹
カンキツでは、そうか病の発生量はやや多と予想されます。発生が認められる場合は速やかに防除してください。かいよう病(温州みかん、中晩柑)、ミカンハダニの発生量は平年並と予想されます。
ナシでは、赤星病の発生量は平年並、黒星病はやや少と予想されます。
3)茶
チャでは、カンザワハダニの発生量は、やや多と予想されます。今後の発生状況に注意し、早期防除に努めてください。チャノホソガの発生時期は早と予想されます。
4)野菜
イチゴでは、灰色かび病の発生量はやや多と予想されます。施設内の温湿度管理に注意し、早期防除に努めてください。ハダニ類は平年並、うどんこ病はやや少と予想されます。
キャベツでは、菌核病はやや多と予想されます。発生株は速やかにほ場外へ持ち出し、ほ場外で処分してください。