平成30年度 病害虫発生予報第3号を発表します。向こう1か月における農作物の病害虫発生予報の概要は以下のとおりです。なお、詳細については関連資料をご覧ください。
予報の概要
1 発生量(平年比)
【やや多い】
カンキツ:チャノキイロアザミウマ、チャ:チャノホソガ、クワシロカイガラムシ
【平年並】
イネ(葉いもち、穂いもち、紋枯病、白葉枯病、斑点米カメムシ類、セジロウンカ)、カンキツ
(そうか病、ミカンハダニ)、カンキツ(中晩柑、かいよう病)、ナシ(ハダニ類)、ブドウ
(べと病)、チャ(チャノコカクモンハマキ)イチゴ(うどんこ病、炭疽病)、白ネギ:ネギコガ
【やや少】
イネ(ツマグロヨコバイ)、カンキツ(黒点病)、カンキツ(温州)、かいよう病)、ナシ
(黒星病)、果樹共通(カメムシ類)、チャ(炭疽病、カンザワハダニ、チャノミドリヒメヨコバイ、
チャノキロアザミウマ)、イチゴ(ハダニ類)、青ネギ(ネギコガ)
【少】
イネ(イネクロカメムシ)
2 発生時期
【早】
チャ(クワシロカイガラムシ)
【やや早】
イネ(穂いもち、紋枯病)
【平年並】
イネ(セジロウンカ)
3 防除の留意点
【水稲】
イネでは穂いもち、紋枯病の発生時期がやや早と予想されるので、防除適期を逃さないよう注意して
ください
【果樹】
カンキツでは、チャノキイロアザミウマの発生量がやや多と予想されるので、発生が認められる場合
は速やかに防除してください
【チャ】
チャノホソガ、クワシロカイガラムシの発生量がやや多と予想されるので、適期防除を心掛けて
ください。
クワシロカイガラムシの発生時期が早と予想されるので防除時期をご注意ください。