県内において、依然としてツキノワグマの出没が続いていることから、現在発表中の三重県ツキノワグマ出没注意報等(三重県クマアラート)の注意報を延長します。
1 延長地域及び期間
伊勢農林水産事務所管内(伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、南伊勢町、度会町、大紀町)
(延長前)10月22日まで → (延長後)10月31日まで
尾鷲農林水産事務所管内(尾鷲市、紀北町)
(延長前)10月17日まで → (延長後)11月30日まで
熊野農林事務所管内(熊野市、御浜町、紀宝町)
(延長前)10月15日まで → (延長後)10月31日まで
(現在のクマアラート発表状況)
警報 大紀町、紀北町(8/15~10/14)
注意報 熊野農林事務所管内(8/16~10/15)
松阪農林事務所管内(8/18~10/17)
尾鷲農林水産事務所管内(8/18~10/17)
伊勢農林水産事務所管内(8/23~10/22)
津農林水産事務所管内(10/8~12/7)
※大紀町、紀北町は警報期間終了後、注意報に移行します。
2 発表背景
・伊勢農林水産事務所管内
管内での9月の出没件数が4件となり、クマアラート(注意報)の基準値(1件)を超えたため。
・尾鷲農林水産事務所管内
管内での10月の出没件数が7件となり、クマアラート(注意報)の基準値(2件)を超えたた
め。
・熊野農林事務所管内
管内での9月の出没件数が3件となり、クマアラート(注意報)の基準値(1件)を超えたため。
3 県内の出没状況(令和6年10月10日現在)
122件(4月:4件、5月:7件、6月:27件、7月:22件、8月:25件、9月:27件、
10月:10件)
4 今後の対応
引き続き、対象の市町と連携し、防災行政無線等での注意喚起、登山道、観光施設において注意看板の掲示等による情報発信を行ってまいります。
なお、今後も管内別の出没件数が基準値を超えた場合は、クマアラート(注意報)の発表期間を翌月末日まで延長します。
5 県民の皆様にお願いしたいこと
【クマに出遭わないため】
・山野(森林内)等に立ち入る際は、鈴、笛、ラジオなどの音のするものを携帯し、単独行動は避け
る。
・早朝や夕方、雨や風の強い日に山野(森林内)等に立ち入る際は特に注意する。
・見通しの悪い場所に不用意に入らないようにする。
・クマの餌となるもの(生ゴミ、不要となった果実や農作物等)は除去し、クマを誘引するもの(家
畜飼
料、塗料や燃料等)は鍵のかかる場所で保管するなどして適切に管理する。
・栽培している農作物やミツバチの巣箱等は、電気柵で囲う等で適切に管理する。
・藪を刈り払い、クマが出没しにくい環境をつくる。
【クマに出遭ってしまったら】
・クマから目を離さずにゆっくり後ずさりしながらその場を離れる。
・クマが襲ってきたら、避難または防御姿勢をとる。
・問い合わせ先
(三重県クマアラートに関すること)
三重県 農林水産部 みどり共生推進課 野生生物班 059-224-2578
(各地域におけるクマアラートに関すること)
三重県 伊勢農林水産事務所 森林・林業室 林業振興課 0596-27-5265
三重県 尾鷲農林水産事務所 森林・林業室 林業振興課 0597-23-3504
三重県 熊野農林事務所 森林・林業室 林業振興課 0597-89-6134