県内において、ツキノワグマの出没が増加していることから、注意喚起のため、三重県ツキノワグマ出没注意報等(注意報)を発表します。
1 発表内容
三重県クマアラート(注意報)
2 発表地域
松阪農林事務所管内(松阪市、多気町、明和町、大台町)
3 発表期間
令和6年8月18日から令和6年10月17日
4 発表背景
管内での8月の出没件数が3件となり、過去5年の出没件数(月単位)の平均値の2倍(2件)を
超えたため
※三重県ツキノワグマ出没注意報等(注意報)の発表基準
・当該月のクマの出没件数が過去5年間の平均値(月単位)の2倍を超えたとき。
・クマの出没による人身被害の発生が懸念されるとき。
5 県内の出没状況(令和6年8月17日現在)
70件
(4月:4件、5月:7件、6月:27件、7月:22件、8月:10件)
6 今後の対応
松阪農林事務所管内の市町と連携し、防災行政無線等での注意喚起、登山道、観光施設において注
意看板の掲示等による情報発信を行ってまいります。
7 県民の皆様にお願いしたいこと
【クマに出会わないため】
・山野(森林内)等に立ち入る際は、鈴、笛、ラジオなどの音のするものを携帯し、単独行動は避け
る。
・早朝や夕方、雨や風の強い日に山野(森林内)等に立ち入る際は特に注意する。
・見通しの悪い場所に不用意に入らないようにする。
・クマの餌となるもの(生ゴミ、不要となった果実や農作物等)は除去し、クマを誘引するもの(ミ
ツバチの巣箱、家畜飼料、塗料や燃料等)は鍵のかかる場所で保管するなどして適切に管理する。
・藪を刈り払い、クマが出没しにくい環境をつくる。
【クマに出会ってしまったら】
・クマから目を離さずにゆっくり後ずさりしながらその場を離れる。
・クマが襲ってきたら、避難または防御姿勢をとる。