県では「緑の循環」を推進し、三重の森林を守り、育てるため、県産材の利用拡大に取り組んでいます。
このたび、株式会社オオコーチと三重県において、本県では3例目となる「建築物木材利用促進協定」を締結することとなりましたので、下記のとおり締結式を開催します。
1 日時 令和6年11月21日(木)11時40分から11時55分
2 場所 県庁3階 プレゼンテーションルーム
3 出席者(敬称略)
株式会社オオコーチ 代表取締役社長 黄瀬 栄一郎(きせ えいいちろう)
三重県 知事 一見 勝之
4 協定の名称
「三重の木」等の利用の促進に関する協定
5 協定の概要
(1)株式会社オオコーチの木材利用に関する取組
「三重の木」等県産材の安定供給を行うとともに、自社が施工する物件において、5年間で約
1,000㎥の「三重の木」等県産材を利用する。
加えて、自社有林を活用した森林教育の実施、設計者等への情報発信を行う。
(2)三重県の支援
林業研究所の研究成果に基づく技術的助言や活用可能な補助事業、イベント開催等の情報提供を
行うとともに、中大規模建築設計セミナーの案内や木材流通、木造建築に関する専門家の紹介等を
行う。また取組の推進にかかる意見交換の実施や協定に基づく取組を優良事例として積極的に発信
する。
※「三重の木」とは、県産材であることや、合法的に伐採された木材であることが証明されている
とともに、寸法や乾燥度合い等について、一定の規格基準に適合している製品です。
6 「建築物木材利用促進協定」制度の概要
・令和3年10月に施行された「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用
の促進に関する法律」(通称:都市⦅まち⦆の木造化推進法)において、公共建築物だけでなく民
間建築物を含む建築物一般で木材利用を促進するために創設された制度です。
・木材利用に関する構想や、構想を達成するための取組を盛り込んだ協定を、建築主である事業者と
国又は地方公共団体が締結し、連携して木材の利用に取り組むことで民間建築物における木材利用
を促進し、脱炭素社会・持続可能な社会の実現を目指します。
7 これまでの三重県との協定締結
・令和5年4月 古河林業株式会社(東京都)、ウッドピア松阪協同組合(松阪市)
・令和6年3月 学校法人前島学園(伊勢市)