平成30年度農林水産祭において天皇杯、内閣総理大臣賞及び日本農林漁業振興会会長賞(以下、天皇杯等という。)の受賞者が決定され、三重県からは、尾鷲市及び紀北町で林業経営を行っている「速水亨・速水紫乃」両氏が夫婦連名で、天皇杯を受賞しました。
農林水産祭は、国民の農林水産業と食に対する認識を深めるとともに、農林水産業者の技術改善及び経営発展の意欲を高めるため、農林水産省と公益財団法人日本農林漁業振興会の共催により昭和37年から実施されています。
1 受賞者及び受賞者概要
(1)受賞者 速水亨・速水紫乃
(2)受賞理由
尾鷲ヒノキ林業地域において、自己所有山林に経営を受託する森林を加えた1,189.3haを対
象に林業を行い、日本で初めてのFSC認証取得や高性能林業機械の導入による生産性の向上、育林の
低コスト化に取り組み、その成果を多方面に普及啓発する活動を行ってきたことが評価されました。
2 表彰式
平成30年11月23日(金・祝)に、東京都渋谷区の明治神宮会館で開催される第57回農林水産祭
式典において表彰が行われます。
3 過去の受賞歴
県内での受賞歴(林産部門)は、今回の速水氏を含め、天皇杯4件、内閣総理大臣賞1件、日本農林漁
業振興会会長賞2件となります。また、昭和56年度(第20回)に速水林業先代の勉氏が天皇杯を受賞
しており、今回の亨・紫乃両氏の天皇杯受賞により、親子2代での天皇杯受賞となります。
4 その他
天皇杯等は、過去1年間(平成29年8月から平成30年7月)の農林水産祭参加表彰行事において、
農林水産大臣賞を受賞した中から決定されます。速水亨氏は、平成30年6月に、農林水産祭参加行事で
ある全国林業経営推奨行事において、農林水産大臣賞を受賞しています。