国の規制値を超える麻痺性貝毒が検出されていた旧南勢町海域産マガキについて、3月6日の検査の結果、国が定める出荷自粛要請の解除基準を満たしたことから、出荷自粛要請を解除します。なお、同海域産ヒオウギガイについては、引き続き規制値を超える麻痺性貝毒が検出されていることから、検査及び出荷自粛要請を継続します。
(1)旧南勢町海域産ヒオウギガイとマガキについて、本年1月30日に国の規制値(4.0MU(※))を超える麻痺性貝毒(ヒオウギガイ:53MU、マガキ:8.8MU)が検出されたことから、県は同日付けで同海域内の養殖業者に対して出荷自粛を要請しました。
※麻痺性貝毒の毒量は、可食部1gあたりのマウスユニット(MU/g)で示されます。1MUは体重20gのマウスに腹腔内投与後、15分間で死亡する毒力と定義されています。
(2)同海域産マガキについて、2月20日、27日及び3月6日の検査の結果、規制値を超える麻痺性貝毒が検出されなかったため、国が定める出荷自粛要請の解除基準(3回連続規制値以下)を満たすこととなりました。
(3)出荷自粛要請の解除について、県は、三重外湾漁協を通じて同海域内のマガキ養殖業者に連絡するとともに、国や市町等へ共有し、報道資料提供を行います。また、HPを通じて県民に周知を図ります。
(4)なお、同海域産ヒオウギガイについては、3月6日の検査の結果、規制値を超える麻痺性貝毒が検出された(48MU)ことから、未だに解除基準を満たしておらず、引き続き検査及び出荷自粛を要請します。
(5)なお、同海域以外の海域において規制値を超える貝毒は現在確認されていません。
(6)ヒオウギガイの次回の検査は、3月13日を予定しています。検査結果については、HP等により公表します。また、ヒオウギガイの出荷自粛要請について、国の解除基準(3回連続規制値以下)を満たした場合、要請を解除し、報道資料提供を行います。