本日(5月16日)、県が実施した麻痺性貝毒検査において、国の解除基準(3回連続して規制値以下)を満たしたことから、令和6年3月7日から継続する旧南勢町海域産養殖ヒオウギガイの出荷自主規制を解除します。
(1)本日(5月16日)、県が旧南勢町海域産養殖ヒオウギガイを検査したところ、麻痺性貝毒が2.
7MU/g(可食部1グラムあたりのマウスユニット※)」となり、5月2日(3.6MU/g)
及び5月9日(2.8MU/g)の検査結果と合わせ、出荷自主規制の解除基準(3回連続して規
制値(4MU/g)以下)を満たしました。なお、今回の検査結果は、規制値以下であったもの
の、臨時の貝毒検査の実施基準(2MU/g)を超えているため、引き続き、週に1回の臨時検査
は継続します。
※「マウスユニット(MU)」とは、麻痺性貝毒の場合、1MUは体重20gのマウスが15分で
死亡する毒の量。人の致死量は、体重60kgの人で約3千~2万MUと言われています。
(2)今回の結果を受け、県は、三重外湾漁業協同組合を通じて旧南勢町海域でヒオウギガイを養殖して
いる生産者に対し、本日(5月16日)付けで出荷自主規制の解除を通知するとともに、国や県内
各市町等の関係機関へ情報提供を行います。また、県HPを通じて県民に対し、周知を図ります。
(3)なお、現時点では、県内の他の海域においても、規制値を超える貝毒は確認されていません。