本日(11月30日)県が実施した麻痺性貝毒検査において、国の解除基準(3回連続して規制値以下)を満たしたことから、令和5年1月17日から継続する度会海域産(南伊勢町及び大紀町)養殖ヒオウギガイの出荷自主規制を解除します。
(1)本日(11月30日)、県保健環境研究所が度会海域産養殖ヒオウギガイを検査したところ、麻痺性
貝毒が「2.1MU/g(可食部1グラムあたりのマウスユニット※1)」となり、11月16日
(2.0MU/g)及び11月22日(2.1MU/g)の検査結果と合わせ、出荷自主規制の解除
基準(3回連続して規制値(4MU/g)以下)を満たしました。なお、今回の検査結果は、規制値
以下であったものの、臨時の貝毒検査の実施基準(2.0MU/g)を超えているため、引き続き、
週に1回の臨時検査は継続します。
※1:「マウスユニット(MU)」とは、麻痺性貝毒の場合、1MUは体重20gのマウスが15分
で死亡する毒の量。人の致死量は、体重60kgの人で約3千~2万MUと言われています。
(2)今回の結果を受け、県は、三重外湾漁業協同組合を通じて度会海域でヒオウギガイを養殖している生
産者に対し、出荷自主規制を解除するとともに、国や市町等の関係機関へ情報提供を行い、本日
(11月30日)付けで報道資料提供を行います。また、県HPを通じて県民に対し、周知を図りま
す。