3月9日(木)の貝毒検査により、養殖マガキは出荷自主規制の解除基準となる3回連続して規制値以下となったことから、本日(3月9日)に生産者に対して出荷自主規制の要請を解除します。
1.内容
(1)令和5年1月31日(火)に、県が実施した貝毒検査において、度会海域(南伊勢町)産養殖マガキ及び養殖ヒオウギガイから、厚生労働省が設定する麻痺性貝毒の規制値(4MU/g、可食部1グラムあたりのマウスユニット)を超える6.4MU/g及び99MU/gの麻痺性貝毒がそれぞれ検出されました。
(2)食品衛生法では、規制値を超える麻痺性貝毒が検出された場合、水産物等の販売等を行うことを禁じています。県は、1月31日(火)に、この海域でマガキ及びヒオウギガイを養殖している生産者に対し、三重外湾漁業協同組合を通じて出荷自主規制を要請したところです。
(3)2月22日(水)、3月2日(木)及び3月9日(木)に行った養殖マガキの貝毒検査結果では、麻痺性貝毒の値がそれぞれ2.3MU/g、ND(検出限界値未満)及びNDとなり、3回連続して規制値以下となったことから、本日(3月9日)に三重外湾漁業協同組合を通じて養殖マガキの出荷自主規制の要請の解除を生産者に通知するとともに、国や市町等の関係機関への情報提供を行います。
(4)なお、養殖ヒオウギガイについては、2月22日、3月2日及び本日9日の貝毒検査結果でそれぞれ91MU/g、72MU/g及び82MU/gとなり、引き続き規制値を超える麻痺性貝毒が検出されていることから、3回連続して規制値以下となるまで貝毒検査および出荷自主規制を継続するとともに、検査結果については、県ホームページにより、県民に情報提供します。