2月22日(金)に県水産研究所鈴鹿水産研究室が、松阪市松名瀬地区において調査を行った結果、アサリなどの二枚貝へのカイヤドリウミグモの寄生が確認されました。
1 内容
(1)三重大学からの情報提供を受け、2月22日(金)に県水産研究所鈴鹿水産研究室が、松阪市松名瀬地区の寄生状況調査を行った結果、アサリなどの二枚貝へのカイヤドリウミグモの寄生が確認されました。
<ウミグモの寄生率>
アサリ 47% ハマグリ 0%、シオフキ 40%
(2)カイヤドリウミグモは、アサリなどの二枚貝に寄生し、大量に寄生した場合にはへい死を引き起こす可能性があります。これまで、県内での発生事例はなく、全国では福島県、千葉県、愛知県で発生が確認されています。
(3)現在、松名瀬地区ではアサリ資源量が少ないことから漁獲は行われておらず、昨日(2月28日)17時現在、アサリ等二枚貝のへい死などの漁業被害は確認されていません。
2 今後の対応方針
今後、水産研究所が伊勢湾内でのカイヤドリウミグモの発生状況を定期的に調査し、調査結果を水産研究所のHP上に掲載していきます。第1回目の結果は3月11日以降に掲載予定です。
http://www.pref.mie.lg.jp/suigi/hp/
*カイヤドリウミグモは、アサリなどの二枚貝に寄生し、人に寄生することはありません。また、毒性もないため、仮にカイヤドリウミグモが寄生した貝を摂取しても人体に影響はありません。