令和元年7月31日
三重県知事 鈴 木 英 敬
いなべ市における豚コレラの発生事案について、自衛隊、農林水産省、各都県、市町等多くの方々に多大なるご支援をいただき、猛暑や台風などもありましたが、昨日、7月30日22時、埋却処分及び清掃・消毒を終え、防疫措置を完了いたしました。
発生以来、県民の皆さま、とりわけ発生農場付近の皆さまには、防疫措置の実施に伴い、交通面などでご迷惑およびご不便をお掛けしました。
改めて、ご協力いただきましたことに、御礼申し上げます。
豚、いのししを飼育しているすべての皆さまには、次なる感染の防止のため、農場の消毒など飼養衛生管理基準の遵守徹底、対応の強化に一層取り組んでいただきたいと考えています。そのような中でも万が一、飼養豚等に異常が認められる時は、速やかに最寄りの家畜保健衛生所へ通報してください。家畜保健衛生所は、24時間連絡が取れる体制を取っています。
また、国や市町とも連携し、県として養豚農家の皆さんの不安感や危機感にしっかりと寄り添い、全力で対応を進めて参りますので、豚コレラの感染拡大防止対策等の強化に向けてご理解とご協力をよろしくお願いします。
なお、豚コレラは、豚といのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染した豚の肉が市場に出回ることもありません。仮に、感染した豚の肉を食べても人体に影響はありません。
食の相談窓口も設置していますので、不安等がある場合は、小さなことでも構いませんので、ご相談ください。
県民の皆さまにおかれましては、国や県が提供する正しい情報に基づき、冷静に対応していただきますよう、重ねてお願いいたします。