6月26日付で報道発表しました「野生いのししに対する経口ワクチン散布の実施」について、ワクチン散布実施の時期を7月下旬の予定から前倒しして、一部地域で7月5日(金)に先行実施するとともに、本格実施も7月16日(火)からに繰り上げて実施します。
また、7月1日(月)に確認された感染野生いのししの確認地点から半径10km 圏内に菰野町の一部が新たに含まれたことから、菰野町を散布対象地域に追加します。
1 経口ワクチン散布の概要
・散布対象地域 :・桑名市、いなべ市の養老山地・鈴鹿山脈の山麓及びその周辺地域
・菰野町の鈴鹿山脈の山麓及びその周辺地域(今回追加)
【別紙1】
・散布箇所数 :約100か所以上(散布対象地域の拡大を踏まえて調整中)
・散布実施時期等 :(1)先行実施
日程:7月5日(金) (荒天延期)
場所:いなべ市地内(監視対象農場周辺)5か所
(2)本格実施
日程:7月16日(火)~7月18日(木)
場所:散布対象地域内に設定
・散布後の対応 :散布実施の5日後にワクチンの回収を行い、摂取状況を確認します。
また、7月26日(金)から、経口ワクチンの有効性を把握するサーベイランス
のため、散布地域を中心に野生いのししの調査捕獲を実施します。
※経口ワクチン散布実施スケジュールの詳細は【別紙2】のとおり。
2 経口ワクチン散布作業のデモンストレーションの実施
・経口ワクチン散布作業のデモンストレーションを下記のとおり行います。
<デモンストレーション実施内容>
日時 :7月5日(金)14時30分から
場所 :三重県農業研究所内 (住所:松阪市嬉野川北町530)
※実際の散布実施場所ではありません。
内容 :経口ワクチン散布の作業方法について、三重県農林水産部畜産課職員が三重県職員
(作業予定者)に対して、実演を交えて説明を行います。
その他:デモンストレーションの取材は可能です。取材をしていただく場合は、14時25分まで
に【別紙3】の集合場所(三重県農業研究所 1階広報室前)までお越しください。
なお、取材にあたっては、現地担当者の指示に従ってください。
3 報道機関へのお願い
・先行実施及び本格実施の際、散布実施場所での取材については、野生いのししの誘引への影響や
豚コレラウイルスの拡散の恐れなどを踏まえ、必要最小限の人数で行う必要があることから、
自粛いただきますよう、お願い申し上げます。
・なお、現場での作業の写真・動画データについては、7月5日(金)16時頃を目途に、三重県政
記者クラブ、第二県政記者クラブに提供させていただきます。
4 その他
・経口ワクチンは、国の食品安全委員会で安全と評価された成分や食品からできており、安全である
と評価されたものです。
・豚コレラは、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が
市場に出回ることはありませんが、仮に感染豚の肉を摂取しても人体に影響はありません。