2月6日、愛知県で患畜(豚コレラ発生)が確認されたことに伴い、発生農場(愛知県)から出荷している県内の1養豚農場が疫学関連家畜飼養農場(※)となりましたが、当該農場に関して4項目の疫学検査を行い、すべての検査で異常がなかったため、国と協議を行った結果、疫学関連家畜飼養農場指定から解除されることとなりました。
1 疫学関連農場の概要
・所 在 地:三重県
・飼養状況:豚 約200頭
2 経緯と検査状況
本日朝、国の確定検査の結果、愛知県で豚コレラ発生が確定されました。これに伴い、発生農場(愛知県)から出荷している県内の1養豚農場が疫学関連家畜飼養農場(※)となりました。
なお、県内の当該農場に関して、4項目(血清抗体検査、抗原検査、白血球測定検査、血液像検査)の疫学検査を行い、すべての検査で異常がなかった旨、中央家畜保健衛生所から10時55分に連絡があったため、国との協議に入り、12時頃国から連絡が入り、疫学関連家畜飼養農場指定から解除され、通常の状態に戻りました。
※ 疫学関連家畜飼養農場とは
病性等判定日から遡って28日以内に発生農場の衛生管理区域内に出入りした人、物、車両が当該出入りした日から7日以内に他の農場等の衛生管理区域内に出入りした場合、疫学関連飼養農場となる可能性があり、農林水産省と協議することとなっています。疫学関連飼養農場となった場合は、飼育豚等の移動制限、飼育豚の血清抗体検査等を実施することになっています。
3 今後の対応
疫学関連家畜飼養農場指定から除外されたため、通常の飼養管理に戻り、国の定める衛生管理プログラムの適用はなくなりましたが、本県では、独自の取組として、2月11日(出荷予定日)まで、異状の有無の報告を求めるとともに、次回出荷(2月11日)の直前には家畜保健衛生所が立ち入り検査を実施し、臨床症状の確認を実施することとしています。
4 その他
豚コレラは、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場に出回ることはありませんが、仮に感染豚の肉を摂取しても人体に影響はありません。