2月6日、8時30分に国の確定検査の結果が公表され、愛知県で疑似患畜(豚コレラ発生)が確認されました。これに伴い、発生農場(愛知県)から出荷している県内の1養豚農場が疫学関連家畜飼養農場(※)となりました。
なお、県内の当該農場に関して、4項目の疫学検査を進めていますが、現時点で2項目(血清抗体検査、抗原検査)の検査で、陰性を確認しています。
1 疫学関連農場の概要
・所 在 地:三重県
・飼養状況:豚 約200頭
2 経緯と検査状況
2月5日、愛知県庁から愛知県豊田市の養豚場(6000頭飼養)が豚コレラの疑い事例の発生となる可能性がある旨及び、この農場から1月に本県の1養豚農場へ豚を出荷している旨の連絡があり、疫学関連家畜飼養農場となる見込みとなりました。
5日の疑い事例の発生時点から立ち入り検査を実施し、国からの指示で4項目(血清抗体検査、抗原検査、白血球測定検査、血液像検査)の検査を実施しているところで、6日8時30分時点で、血清抗体検査、抗原検査の2項目の検査において、陰性を確認しています。現在、残り2項目の検査も実施しております。
なお、同時刻に国の確定検査の結果が公表されており、県内の1養豚農場が疫学関連家畜飼養農場となっています。
(※)疫学関連家畜飼養農場とは
病性等判定日から遡って28日以内に発生農場の衛生管理区域内に出入りした人、物、車両が当該出入りした日から7日以内に他の農場等の衛生管理区域内に出入りした場合、疫学関連飼養農場となる可能性があり、農林水産省と協議することとなっています。疫学関連飼養農場となった場合は、出荷の自粛、飼育豚の血清抗体検査等を実施することになっています。
3 今後の対応
残り2項目の検査の結果も踏まえ、国と協議して対応を決定します。
なお、これら検査結果等については、引き続き資料提供していきます。
4 その他
豚コレラは、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場に出回ることはありませんが、仮に感染豚の肉を摂取しても人体に影響はありません。