全国的に高病原性鳥インフルエンザの発生リスクが高まっていることから、本日(1月22日(月))、家畜伝染病予防法第9条の規定に基づき、国の指導基準である100羽以上の家きん飼養農場を対象に消毒命令(三重県告示第46号)を行いました。
また、対象農場において着実かつ正確に消毒が実施されるよう、明日(1月23日(火))から消毒資材(消石灰)を順次配付します。
1 消毒命令(告示内容)
・実施の目的:県内における高病原性鳥インフルエンザの緊急的な発生予防のため
・実施する区域:三重県全域
・実施の対象となる家畜の種類及び範囲:飼養羽数が100羽以上の家きん飼養全農場(139農場)
・実施の期日:平成30年1月23日(火)から同年3月31日(土)まで
・消毒方法:消石灰の農場内(家きん舎周囲及び農場外縁部)散布
2 消石灰の配付
・対象家きん飼養農場 135農場
なお、畜産研究所及び四日市農芸、久居農林、明野高校の県立3校については、公共機関のため
県から配付はしませんが、散布は実施します。
・配付量 10,627袋(約213t)
・配付期間:1月23日(火)~1月30日(火)地域ごとに順次配付
・農場での散布期間:1月23日(火)~2月2日(金)
各家きん飼養農場で取り組んでいる農場消毒レベルを県全域で高い水準で備えておく必要がある
ため、この期間内での散布を求めています。
3 取材について
以下の日時・場所において、作業状況の取材に対応します。
・農家への消石灰引渡し・・・1月23日(火)11時~11時10分
JA津安芸津中央営農センター(津市一色町191-2)
問い合わせ先:三重県農林水産部畜産課家畜衛生班 (担当:藤田)
(電話 059-224-2544)
・消石灰散布作業・・・1月23日(火)13時30分~14時
県畜産研究所(松阪市嬉野町1444-1)
問い合わせ先:三重県畜産研究所中小家畜研究課 (担当:市川)
(電話 0598-42-2029)
4 その他
・雨等悪天候の場合は作業を中止する場合があります。
・家畜防疫上の観点から、家きん飼養農家での現場取材は控えていただきますようご協力ください。
5 参考
<家畜伝染病予防法第9条>
都道府県知事は、特定疾病又は監視伝染病の発生を予防するため必要があるときは、区域を限り、家畜
の所有者に対し、農林水産省令の定めるところにより、消毒方法、清潔方法又はねずみ、昆虫等の駆除方
法を実施すべき旨を命ずることができる。
<家きんとは>
家畜伝染病予防法の対象となる家きんは7種類あります。
(鶏、うずら、きじ、あひる、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥)