県では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下「東京2020大会」という。)を契機とした三重県農林水産品の販売拡大に向けた取組を進めています。
東京2020大会の食材調達基準では、GAP認証取得を条件とし、加えて農福連携による農産物が推奨されることから、県は、みえの食国際大使の三國 清三 さんと連携し、県内の障がい者就労施設でのGAP認証取得の拡大に取り組んできました。今回、本取組のモデル施設であるシグマファームとういんがグローバルGAP認証審査を公開にて受検しますので、お知らせします。
1 グローバルGAP公開審査
日時:平成30年12月17日(月)9時から17時
場所:東員町役場西庁舎2階201会議室(三重県員弁郡東員町山田1600)
シグマファームとういん農場(三重県員弁郡東員町長深3193)
審査受検者:シグマファームとういん
審査機関:SGSジャパン株式会社
審査品目:三重なばな
2 これまでの取組
グローバルGAPの理解を深め、障がい者就労施設におけるGAP認証取得に向けたノウハウの習得を支援することで、福祉施設のさらなるGAP認証取得拡大を促進するため、障がい者就労施設職員、県内GAP指導員を対象に「グローバルGAP基礎解説セミナー with 農福連携(第1回~第3回)」を開催しました。
3 今後の取組
・GAP認証取得食材を使用した三重県フェアの開催
三國 清三 さんがオーナーシェフを務めるレストラン「オテル・ドゥ・ミクニ」(東京都新宿区)において、シグマファームとういんの三重なばなをはじめ、三重県内のGAP認証取得食材、農福連携によって生産された食材を活用した三重県フェアを平成31年3月頃から約1ヵ月間開催します。
認証取得モデル施設:就労継続支援A型事業所「シグマファームとういん」
【事業所の概要】
・シグマファームとういんは、「農福連携」「地域密着」を目的に、平成27年4月に三重県東員町にて
開場。地域の耕作放棄地・休眠施設を活用し、就労継続支援A型事業所の認定を受け、様々な障がいの
ある方々を利用者として雇用し、玉ねぎ、人参、三重なばな(三重なばなの栽培面積は、県内の障がい
者就労施設の中で最大)等の野菜の露地栽培を通して、「働く」というやりがいと「収穫栽培」という
よろこびを感じることのできる施設をめざしている。