県では、食の安全・安心の確保に関する基本的方向と実施すべき施策を定めた「三重県食の安全・安心確保基本方針」に沿って、令和2年度に実施する具体的な取組を示した「令和2年度三重県食の安全・安心確保行動計画」を策定しました。
○令和2年度の主な取組
・食の安全・安心を確保するため、平成30年6月の食品衛生法改正により制度化された、「HACCPに沿った衛生管理」について、食品等事業者への説明会等による周知や導入に向けた支援を食品等事業者団体と連携して重点的に行います。また、観光地の飲食店等を中心に監視指導の強化を図るとともに、令和3年度に開催される三重とこわか国体・三重とこわか大会に向けて、弁当調整施設や宿泊施設の監視指導を行います。
・生産段階の指導として、CSF・ASFなどの家畜伝染病については、生産者等に対して発生事例を踏まえた実務研修会等の開催や個々の農場への飼養衛生管理基準に基づいた具体的な指導を行います。また、風評被害を未然に防止するため、引き続き、県産豚肉の流通状況の監視や食品等事業者等に対する正確でわかりやすい情報の提供を行います。
・国内取引や海外輸出の拡大が有利に進められるよう、国際水準GAPおよび水産エコラベルの認証取得を推進するとともに、消費者や食品等事業者の認知度を向上させるため、GAP食材フェア等を開催します。