県では、青少年が安全に安心してインターネットを利用できるよう、三重県青少年健全育成条例を改正、各種啓発活動を強化し、フィルタリングサービスの利用率向上に取り組んでいます。
このたび、県内の青少年が使用する携帯電話のフィルタリングサービス利用率調査を行いましたので、その結果をお知らせします。
1 調査概要
(1)調査対象 三重県内携帯電話販売店 291店舗
(2)調査期間 平成29年10月16日(月)から同年10月31日(火)まで(16日間)
(3)回答数 291店舗(うち有効回答数291店舗)※回答率100%
2 調査結果
(1)フィルタリングサービス利用率65.6% ※平成28年度の62.5%より3.1ポイント向上
ア 青少年が使用者となる携帯電話の契約件数 973件(H29年10月16日から10月31日) (調査に協力いただいた携帯電話販売店での携帯電話の契約件数)
(青少年が使用者となる携帯電話の契約件数の内訳)
フィルタリングサービスを利用した件数 638件
フィルタリングサービス不要申出件数 335件
(フィルタリングサービス不要の申出理由の内訳)
①保護者が青少年のインターネット利用状況を適切に管理するため 282件
②青少年が就労しており業務に支障が生じるため 53件
③青少年に疾病や障がいがあり日常生活に著しい支障が生じるため 0件
(2)契約時に利用していたフィルタリングサービスの解除件数 62件
解除の主な理由:利用したいサイトに接続できない
ツイッターやフェイスブック等のSNSが利用できない
3 今後の主な取組
保護者や学校等へのリーフレット配布等による啓発のほか、携帯電話事業者への立入調査等によ
る啓発を実施します。
また、教育委員会や警察、事業者とも連携し、フィルタリングサービスの利用率向上や、携帯電
話(スマートフォン)、インターネット利用等にかかる家庭内のルールづくりが進むように取り組
みます。
フィルタリングサービス普及のためには、保護者によるフィルタリングサービスの機能や必要性
の理解が重要となるため、一層の周知に努めます。
※ フィルタリングサービスの利用率については、みえ県民力ビジョン第二次行動計画の31年度
の目標値を72.4%としており、利用率向に向けた取組を引き続き進めていきます。