伊賀出身の榊󠄀莫山(さかき ばくざん)は、大胆な一字書や詩情豊かな詩書画一体の作品、異分野の芸術家との合作など多彩な活動を展開しました。本展覧会では、平成23年に寄贈された108点の作品を一挙公開します。三重県誕生150周年の節目に、三重の自然や風物から生まれた莫山の芸術世界に迫ります。
1.開催要項
(1)展覧会名
三重県誕生150周年記念 生誕100年 榊󠄀莫山展
(2)期間
令和8年4月4日(土曜日)から5月31日(日曜日)まで
(3)会場
三重県立美術館 企画展示室(津市大谷町11)
(4)開館時間
9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
(5)休館日
月曜日(ただし、5月4日は開館)、5月7日(木曜日)
(6)観覧料
一般800(600)円、学生600(400)円、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※家庭の日(4月19日、5月17日)は団体割引料金でご覧いただけます。
(7)主催
三重県立美術館
(8)後援
伊賀市、伊賀市教育委員会
(9)助成
公益財団法人三重県立美術館協力会
2.関連プログラム
担当学芸員によるスライド・トーク
スクリーンに画像を投影しながら、本展のみどころをお話しします。
日時:4月19日(日曜日)、5月16日(土曜日) 14時から(30分程度、13時30分開場)
会場:三重県立美術館 講堂 ※直接会場にお越しください。
定員:140名(当日先着順)、参加無料
※両日とも同じ内容です。
※手話通訳・要約筆記、その他支援をご希望の方は、2週間前までにご相談ください。
3.展覧会の内容について
詩情あふれる詩書画一体の作品と飾らない人柄で、多くの人々に愛され続ける榊󠄀莫山(1926
―2010)。現在の三重県伊賀市に生まれた莫山は、少年時代から書や絵画に親しみました。終
戦後、書家の辻本史邑(つじもと しゆう)に出会い、書の世界に入ります。公募展で受賞を重ね
注目を集めながらも、辻本さんの没後は所属していた団体を退会。独自の創作活動に専念しました。
日本や中国の書史を研究し、文学者、哲学者、美学者など先学に教えを乞い、さらには、道標や
看板といった「路傍の書」を訪ね歩き、独自の研鑽を積みました。「土」や「女」、「樹」などの
漢字一文字を大胆に扱った作品や、書と絵、詩を融合させた詩・書・画一体の作風を確立し、現代
の文人とも称されました。
三重県立美術館は、平成23年に生前の作家の意思に基づき、108点の作品寄贈を受けまし
た。今回の展覧会では、これらの寄贈作品を一挙公開いたします。108点全点の公開は、受贈記
念展以来となります。三重県誕生150周年の節目に、三重の自然や風物から生まれた、多様で生
命力あふれる榊󠄀莫山の世界をお楽しみください。