三重県総合博物館(MieMu)では、三重の実物図鑑特集展示「ミニ館蔵品展」を開催します。
三重県総合博物館では、開館以来、三重県の歴史や文化に関する資料を多数収集、収蔵しています。それらの中から、開館10周年記念・第38回企画展「刀剣 三重の刀とその刀工」にあわせて、県内の刀工作の刀剣を中心に紹介します。
1期間:令和6年10月26日(土)から11月24日(日)までの開館時間中
2場所:三重県総合博物館3階 三重の実物図鑑人文コーナー(津市一身田上津部田3060)
※どなたでも無料でご覧いただけます。
3主な展示品
・脇指(わきざし) 河内守藤原国助(かわちのかみふじわらのくにすけ)
河内守国助は伊勢神戸(鈴鹿市)の刀工です。姓は小林で、江戸時代前期に活動しました。
・刀 勢州田丸住永利(せいしゅうたまるじゅうながとし)
刀工の永利は近江国(現在の滋賀県)の出身ですが、ほとんどを伊勢国田丸(現在の度会郡玉城町)で作刀しています。この刀は文久3年(1863)の作。
・刀 伊賀国住広山茂左衛門吉永(いがのくにじゅうひろやまもざえもんよしなが)
広山吉永は伊賀国の出身で、大坂の月山貞吉に学び、後に藤堂藩お抱えの刀工となりました。
・火縄銃
鉄砲鍛冶で知られる近江国の国友藤兵衛の作。銃身に「礒の浪(いそのなみ)」という文字が象嵌(ぞうがん)されています。