近年、ライフスタイルが多様化し、宅配便の取扱い個数が増加している一方で、再配達に伴う二酸化炭素排出量が増加しています。宅配便の約11%(2023年10月国土交通省「宅配便再配達実態調査」)が再配達となっており、再配達に伴う二酸化炭素排出量は年間で約42万トン(2015年国土交通省調査)と推計されています。
本県においては令和4年度から、ヤマト運輸株式会社、日本郵便株式会社と連携し、継続的に再配達削減の啓発に取り組んでいます。
この度、再配達に伴う二酸化炭素排出量の削減を目的に、桑名市や宅配事業者等と県が連携し、宅配便ロッカー(PUDO)が桑名福祉ヴィレッジに設置されることとなりました。県は、設置場所を含む対象地区の住民に対して、自宅以外で荷物を受け取れる場所等を具体的に示すことで再配達削減を図る取組を実施します。
1.取組内容
桑名市の施設に宅配便ロッカー(PUDO)が設置されることとなり、その設置場所を含む対象地区の住民に対して、自宅以外で荷物を受け取れる場所や多様な受け取り方を具体的に示したチラシを配布するとともに、各宅配事業者の関係施設にチラシを設置いただく取組を4月の「再配達削減PR月間」に合わせて実施します。また、この取組による再配達削減効果の検証を行い、今後の取組に活かすとともに、今回の対象地区以外でも活用いただけるよう、宅配事業者や市町等と連携して取組を進めていきます。
(1)自治体施設への宅配便ロッカー(PUDO)の設置について
不在により自宅での受け取りが難しい場合でも、通勤、通学途中や買い物のついでに宅配便を受け取ったり、荷物を送ることができる宅配便ロッカー(PUDO)が設置されました。
自治体施設への宅配便ロッカーの設置については、東海地方(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)では初となります。
(ア)設置場所
桑名福祉ヴィレッジ(三重県桑名市大字星川2239-1)
(イ)利用開始日
令和6年4月1日から
※24時間365日利用できます。
(ウ)設置協力事業者
ヤマト運輸株式会社
Packcity Japan 株式会社
(エ)荷物の受取方法
①受け取り場所を指定する
再配達や配達先を指定の宅配便ロッカー(PUDO)に変更する。
②指定の宅配便ロッカー(PUDO)に荷物が納品される
ロッカーへの納品完了の案内が届いたら、メールに書かれている認証番号を確認する。
③宅配便ロッカー(PUDO)で受け取る
タッチパネルに触れ、受け取りのボタンをタッチし、メールに書かれている認証番号を
入力して受け取る。
※一部ご利用には条件等があります。
(オ)サービス利用会社
ヤマト運輸株式会社 ※他社調整中
(カ)問い合わせ窓口
宅配便ロッカー(PUDO)お問い合わせ窓口
フリーダイヤル:0120-31-1969
受付時間:24時間(年中無休)
(2)対象地区
桑名市大山田団地周辺7地区(新西方地区、筒尾・陽だまりの丘地区、松ノ木地区、大山田地区、野田地区、藤が丘地区、星見ヶ丘地区)
(補足)再配達削減PR月間について
国土交通省では令和6年4月を再配達削減PR月間とし、再配達削減に向けた呼びかけを実施することとなっています。