近年、宅配便の取扱い個数が増加している一方で、ライフスタイルが多様化し、再配達に伴う二酸化炭素排出量が増加しています。宅配便の約12%(2021年10月国土交通省「宅配便再配達実態調査」)が再配達となっており、再配達に伴う二酸化炭素排出量は年間で約42万トン(2015年国土交通省調査)と推計されています。
荷物を受け取る際は、できるだけ1回で受け取っていただくため、日時の指定、自宅以外での受取方法の活用、宅配事業者が提供するアプリ等を積極的にご活用ください。
ひとりひとりのライフスタイルにあった荷物の受け取り方を選択することで、簡単に便利で脱炭素につながる取組を実践してみませんか。
1.取組内容
県下全域での再配達の削減につなげるため、宅配事業者等と連携し、荷物の多様な受け取り方を周知す
るためのポスター及びチラシを作成しました。作成したポスター・チラシは公共施設や宅配事業者等の荷
物の受取店、ショッピングモール等で掲示等を行い、広く普及啓発を図ります。
2.モデル事業
桑名市や志摩市と連携し、自宅以外で荷物を受け取れる場所を具体的に示すモデル事業を6月の環境月
間にあわせ実施します。
モデル事業では、桑名市大山田団地周辺地区(新西方地区、筒尾・陽だまりの丘地区、松ノ木地区、大
山田地区、野田地区、藤が丘地区、星見ヶ丘地区)及び志摩市浜島町、大王町、志摩町において、日時の
指定、自宅以外での受取方法の活用、宅配事業者が提供するアプリ等の利用等に加え、自宅以外で荷物を
受け取れる場所等を実際に示したチラシを各戸配布し、さらなる普及啓発を図ります。
また、モデル事業による効果検証を行い、今度の取組に活かすとともに、今回のモデル地域以外でも活
用いただけるよう、宅配事業者や市町等と連携し、取組を進めていきます。