「お伊勢さん菓子博2017」におけるカーボン・オフセットについて、県は菓子博実行委員会と連携し、クレジットの無償提供に協力いただける企業の募集を行いました。その結果、下記の5社からクレジット提供の申し出があり、「菓子博」の開催により排出される二酸化炭素3,700トンの全てを、カーボン・オフセットすることになりました。
~提供企業とクレジットを取得した取組~
・株式会社伊賀の里モクモク手づくりファーム(伊賀市)
農業用ハウスにおけるバイオマス固形燃料(木質バイオマス)利用施設の導入
・井村屋グループ株式会社(津市)
食品工場におけるバイオマス固形燃料(木質バイオマス)利用施設の導入
・株式会社環境思考(四日市市)
大台町内の森林管理の活動
・国分グループ本社株式会社(東京都中央区)
松阪市内の森林管理の活動
・株式会社戸田家(鳥羽市)
鳥羽市内の学校における太陽光発電設備の導入
<カーボン・オフセットとは>
カーボン・オフセットは地球温暖化防止の取組のひとつです。日常生活や経済活動において、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、これを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量(クレジット)を購入すること等により、その排出量の全部又は一部をオフセット(埋め合わせ)することをいいます。
温室効果ガス排出量の取引は国が認証するクレジットにより行われ、この取引により、買い手は買い取った数量分、温室効果ガスの排出削減をしたことになり、売り手はクレジットの売却益により、自主的な省エネルギー機器の導入や適切な森林管理の更なる取組に活用することができます。
昨年5月に開催された、G7伊勢志摩サミットにおいても、サミット開催に伴う二酸化炭素の排出量26,050トンが、オフセットされました。