三重県では、地球温暖化防止のために温室効果ガスの排出抑制を行う「緩和」だけでなく、既に現れている影響や中長期的に避けられない影響への「適応」を推進するために、三重県における温暖化の現在の状況と、将来予測される影響を中心にとりまとめた報告書「三重県の気候変動影響と適応のあり方について」を作成しました。
1 概要
三重県内においても、既に、コメの品質の低下、黒ノリ養殖期間の変化、生物の分布域の変化などの影響が現れています。
将来は、気温の上昇や降水量の変化などの気候変化により、土砂災害などの災害リスクの増大、ウンシュウミカンの栽培適地の変化や熱中症搬送者数の増加など、様々な面で影響が生じると予測されています。
2 報告書の項目
(1)はじめに
(2)気候の変化と将来予測
(3)気候変動影響の現在の状況と将来予測
(4)気候変動影響の適応のあり方
3 今後の活用
本報告書で明らかになった、三重県で既に現れている温暖化の現在の状況や将来予測される影響をお伝えしていくとともに、「適応」策の取組を進めていきます。