三重県では、政策・方針決定過程における男女共同参画を推進するため、県の附属機関への委員の選任にあたり、男女の委員構成が均衡のとれたものとなるよう、「男女共同参画の視点で進める三重県附属機関等への委員選任基本要綱」に基づく取組を進めています。
今回、平成28年4月1日現在の県の附属機関における委員の男女構成比等を集計しましたので、下記のとおり公表します。
記
1 目標数値等
委員構成において、男女のいずれか一方の数が委員総数の10分の4未満とならない附属機関の数が、平成32年度までに全附属機関数の66.7%となることなどを目標として定めています。
2 平成28年4月1日現在の結果
附属機関の数(a) 98附属機関※
男女のいずれか一方の数が委員総数の
10分の4未満とならない附属機関の数(b) 60附属機関※
割合(b/a)% 61.2%
女性委員のいない附属機関数 4附属機関
委員の数 1,267人
うち男性委員数(割合) 861人(68.0%)
うち女性委員数(割合) 406人(32.0%)
【参考】昨年度の実績(平成27年4月1日)
附属機関の数(a) 90附属機関※
男女のいずれか一方の数が委員総数の
10分の4未満とならない附属機関の数(b) 60附属機関※
割合(b/a)% 66.7%
女性委員のいない附属機関数 4附属機関
委員の数 1,150人
うち男性委員数(割合) 761人(66.2%)
うち女性委員数(割合) 389人(33.8%)
※附属機関の数には活動を休止している附属機関および3人以下で構成される附属機関は含まれていません。
3 昨年度との比較
(1)男女のいずれか一方の数が委員総数の10分の4未満とならない附属機関の割合
平成28年4月1日現在における、男女のいずれか一方の数が委員総数の10分の4未満とならない附属機関の割合は61.2%であり、平成27年度(66.7%)から5.5ポイント減少しました。
また、女性委員のいない附属機関は、平成27年度と同じく、次の4機関となっています。
<女性委員のいない附属機関>
三重県石油コンビナート等防災本部員会議
三重県難病医療審議会
三重県天然記念物日本鶏審査会
三重県天然記念物紀州犬審査会
(2)女性委員の占める割合
平成28年4月1日現在の附属機関における女性委員の占める割合は、32.0%となっており、平成27年度(33.8%)から1.8ポイント減少しました。
<三重県における女性委員の占める割合の推移>
22年6月 23年6月 24年4月 25年4月 26年4月 27年4月 28年4月
32.4% 32.5% 32.7% 32.3% 33.6% 33.8% 32.0%
※平成23年まで調査時点を6月1日現在としていましたが、国が行う調査に合わせ、平成24年からは4月1日現在としています。
4 主な要因と県の取り組み
今回のとりまとめにおいて新たに対象として含まれた附属機関は、その多くが地域ごとに設置するものであり、県内全域の女性人材の中から委員を選任できなかったことから、女性委員の割合が減少することになりました。
県の附属機関における委員の男女構成比が均衡のとれたものとなるよう、委員の選任に係る手続の時期等を見直すとともに、女性委員の割合を高めるために新たな目標を設定し、取組を強化しているところです。
5 附属機関について
附属機関とは、法律又は条例により、執行機関の附属機関として、調停、審査、諮問または調査等を行わせるために設置したものをいいます。