令和4年10月に、令和3年度に引き続き、「みえグリーンボンド」を発行します。
今回、初めて個人投資家向けにも販売を実施します。
今後、ESG投資に関心の高い投資家を中心にIR活動を行っていきます。
発行の概要
1 発行額
70億円(法人投資家向け65億円、個人投資家向け5億円)
2 発行年限
10年債
3 発行時期
令和4年10月
(参考1:みえグリーンボンドの概要)
1 発行目的
・他の自治体が発行する地方債との差別化を図り、ESG投資に関心の高い新規投
資家を開拓し、三重県への投資を呼び込むこと
・調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定される特徴を生かし、環境改善
効果のある事業や、環境保全のための事業に充てる資金を確実に調達すること
・三重県地球温暖化対策総合計画で示した温室効果ガス排出量を削減する「緩和
策」と、気候変動影響を軽減する「適応策」を着実に実施すること
2 主な充当事業
(1)「緩和策」:温室効果ガスの排出削減・吸収源対策
・電気自動車やハイブリッド車両の購入(エネルギー効率に優れる車両を導入す
ることにより、CO2排出量を削減)
・信号機等の新設、改良(LED化等)(LED灯器の信号機を設置することによ
り、消費電力を削減)
・沿岸浅海域における藻場の造成(藻場を造成することにより、CO2や窒素を吸
収)
・林道の開設(森林の適正な整備、保全のために林道を整備)
・森林・林業を担う人材育成のための拠点整備(森林資源の適正な育成と維持・
増進を促進)
(2)「適応策」:気候変動の影響の軽減対策
・農産物の品種や生産技術の開発(高温障害等の発生率が低下する品種を開発
等)
・水産業研究施設の設備の充実(研究施設機器の整備を行い、高水温耐性品種を
作出)
・水害対策(治水ダムの建設、河川の改修)
・高潮・高波対策(海岸保全施設及び漁港施設等の改修)
・土砂対策(砂防事業関係施設の整備、治山対策)
3 グリーンボンドとは
企業や地方公共団体等が、環境改善効果のある事業や環境保全のための事業等
(いわゆるグリーンプロジェクト)に要する資金を調達するために発行する債券のこ
とを指します。
(参考2:ESG投資について)
ESG投資は、従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会
(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のことを指します。