※関連資料に添付するチラシの文面に「土曜、日曜、祝日を除く9時から16時30分」と記載し、差替えました(9月4日(水)19:00)。
新元号「令和」の出典となった万葉集が、改めて注目を集めている今年、「壬申の乱と万葉の時代の伊賀」をテーマに、名張市、伊賀市、三重県が連携して、万葉の時代の大きな舞台の一つである伊賀地域の魅力を名張市役所、伊賀市役所、県伊賀庁舎の3会場で展示、紹介します。
1 期間
令和元年9月3日(火)から令和元年10月18日(金)まで
土曜、日曜、祝日を除く9時から16時30分
※9月24日(火)に名張市役所会場と県伊賀庁舎会場の展示品を一部入れ替えます。
2 各会場のテーマと主な展示資料等
(1)名張市役所会場(名張市役所1階エントランスホール(名張市鴻之台1-1))
テーマ「大来皇女と夏見廃寺の時代」
・万葉集巻二・巻五(西本願寺本複製 原資料:鎌倉時代)【斎宮歴史博物館】
・薬師寺縁起 (複製 原資料:鎌倉時代)【斎宮歴史博物館】
・里中満智子「大伯皇女」複製原画【有限会社里中プロダクション】 など
(2)伊賀市役所会場(伊賀市役所1階市民エントランスホール(伊賀市四十九町3184))
テーマ「伊賀の国府と国分寺」
・伊賀の国府や国分寺、郡衙関連(森脇、下郡)遺跡にかかる出土品【伊賀市教育委員会・三重県埋蔵 文化財センター】
・里中満智子「大海人皇子」複製原画【有限会社里中プロダクション】 など
(3)県伊賀庁舎会場(三重県伊賀庁舎2階県民ホール(伊賀市四十九町2802))
テーマ「伊賀の古代寺院」
・伊賀の古代寺院(三田廃寺・財良寺跡・鳳凰寺廃寺・夏見廃寺跡)の出土資料【伊賀市教育委員会・
名張市教育委員会】
・里中満智子「大伯皇女」複製原画【有限会社里中プロダクション】 など
※里中満智子氏の複製原画は各会場で異なります。
※出土木簡や『万葉集』、『日本書紀』などにおいて、「おおくのひめみこ」は「大伯皇女」と
「大来皇女」の両方で表記されていますが、里中満智子氏は前者を、斎宮歴史博物館では後者を採用
しています。
3 関連事業
本展示の関連事業として「斎宮歴史博物館、三重県埋蔵文化財センター、三重県総合博物館MieMuに行こう!」を開催します。
名張市役所、伊賀市役所、県伊賀庁舎の各展示会場に設置している展示解説シートを斎宮歴史博物館、三重県埋蔵文化財センター、三重県総合博物館MieMu各館の関連展覧会開催中に各館の受付(斎宮歴史博物館及び三重県埋蔵文化財センターは斎宮歴史博物館受付、MieMuはMieMu2階総合受付)に提示すると、各館企画のプレゼント(ステッカー、缶バッチ等)を進呈します。
4 主催
名張市、伊賀市、三重県(伊賀地域防災総合事務所、斎宮歴史博物館、三重県埋蔵文化財センター)
5 協力
三重県総合博物館MieMu
6 関連取組・関連展覧会
本展示は、以下の取組や記念事業と連携して実施します。
(1)伊賀市と三重県の連携取組
伊賀市新庁舎と県伊賀庁舎が隣接することを契機として、連携・協力の推進、市民・県民サービスの
向上にむけた取組を進めています。
(問い合わせ先)伊賀市総務部 山本 電話 0595-22-9601
伊賀地域防災総合事務所 地域調整防災室 福田、落合 電話 0595-24-8003
(2)三重県埋蔵文化財センター設立30周年記念展
『ありがとう「平成」~平成の発掘セレクト30~』8月24日(土)から9月23日(月・祝)
(問い合わせ先)三重県埋蔵文化財センター 活用支援課 田中 電話 0596-52-1732
(3)斎宮歴史博物館開館30周年記念・史跡斎宮跡指定40周年記念特別展
『東雲の斎王 大来皇女と壬申の乱』10月5日(土)から11月10日(日)
(問い合わせ先) 斎宮歴史博物館開館 学芸普及課 岸田 電話 0596-52-3800
(4)三重県総合博物館開館5周年特別企画展
『三重の仏像 ~白鳳仏から円空まで~』10月5日(土)から12月1日(日)
(問い合わせ先)三重県総合博物館 展示・交流事業課 瀧川 電話 059-228-2283
7 参考
伊賀地域は、天智天皇の弟の大海人皇子(おおあまのみこ)と息子の大友皇子(おおとものみこ)による壬申の乱(672年)の戦いの場となっただけではなく、伊賀市は大友皇子の母伊賀采女宅子娘(いがのうねめやかこのいらつめ)の出生地であること、大来皇女(おおくのひめみこ(大海人皇子の娘であり実質的な最初の斎王))が発願したとされる夏見廃寺が名張市に所在することなど、万葉の時代において重要な地域でした。
また、同時期に県内の博物館で壬申の乱や伊賀地域の遺跡、著名な仏像等を紹介する展覧会が開催されることから、これらの関連展覧会とあわせて伊賀地域の魅力の再発見につなげます。