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令和元年11月14日

津市本町地内における土壌汚染対策が完了しました

 令和元年8月19日に三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項に基づき、土地所有者である津市から、旧津市体育館の一部区画(津市本町293番他1筆)において、土壌汚染(六価クロム及びその化合物、鉛及びその化合物、砒素及びその化合物)が発見された旨の届出があったことについて、令和元年11月13日に津市からその対策が完了した旨の報告がありました。

1 内容
 津市から提出された土壌汚染対策完了に係る報告書の内容は次のとおりです。
(1)令和元年10月17日から11月8日にかけて、六価クロム及びその化合物、鉛及びその化合物、砒素及びその化合物の環境基準を超過した汚染土壌(733.4m3)を掘削除去し、掘削除去部分は汚染のない埋め戻し材にて埋め戻しました。
(2)掘削除去した汚染土壌は、汚染土壌処理業許可業者により適切に処理されました。
対策工事の実施にあたり、汚染土壌の撤去の完了まで汚染区画は立入禁止措置が講じられており、人の健康又は生活環境に係る被害は生じていません。

2 報告内容の問い合わせ先
  津市スポーツ文化振興部スポーツ振興課
  別府 敏
  電話 059-229-3254

【参考】
○六価クロム
 クロムは主としてクロム鉄鉱として産出されており、地殻表層部には重量比で0.02%程度存在しています。自然界に存在するクロムの原子価は、ほぼ三価のものに限られ、六価のものは、多くの場合人為起源に由来しています。六価クロムは、発がん性があるとされ、高濃度の場合は皮膚に付着した状態を放置すると皮膚炎や腫瘍の原因になることがあります。六価クロム化合物は、顔料、染料や塗料に使われるほか、メッキや金属表面処理、酸化剤などに使用されています。

○鉛及びその化合物
 古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。鉛は地殻の表層部には重量比で0.0015%程度存在し、水や大気中から検出される鉛には、人為的な排出のほかに地質に起因するものが含まれます。
 なお、鉛は人の臓器や組織に通常存在する物質ですが、高濃度の鉛の暴露では貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状があらわれます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。

〇砒素及びその化合物
 砒素は、地殻の表層部には重量比で0.0005%存在し、水中や土壌中、岩石、大気中に広く存在しています。砒素化合物は、花火の着色剤、塗料用の顔料、半導体の原料等として利用されており、多くの砒素化合物は、土壌に吸着しやすい性質があります。
 高濃度の砒素摂取による急性の中毒症状としては、めまい、頭痛、四肢の脱力、下痢を伴う胃腸障害、腎障害等が報告されています。

関連資料

  • 周辺地図(PDF(344KB))

関連リンク

本ページに関する問い合わせ先

三重県 津地域防災総合事務所 環境室 〒514-8567 
津市桜橋3-446-34(津庁舎2階)
電話番号:059-223-5083 
ファクス番号:059-227-3170 
メールアドレス:tchiiki@pref.mie.lg.jp 

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