令和6年地価公示
国土交通省土地鑑定委員会が実施した今回の地価公示では、県内住宅地293地点、商業地110地点等、計432地点について、令和6年1月1日現在の1平方メートル当たりの土地の価格の判定が行われました。
前年からの継続地点425地点のうち、地価上昇地点は、住宅地143地点、商業地55地点、工業地22地点などでした。横ばい地点は、住宅地31地点、商業地19地点、工業地で2地点でした。下落地点は、住宅地・商業地で減少し、工業地は無くなりました。
県内住宅地及び商業地の地価の対前年平均変動率は、ともに平成4年以来32年ぶりの上昇となり、工業地は2年連続の上昇となりました。
全国の地価の対前年平均変動率は、住宅地、商業地ともに3年連続の上昇、工業地は8年連続の上昇となりました。また、三大都市圏の平均変動率も住宅地、商業地ともに3年連続の上昇、工業地は10年連続の上昇となりました。
住宅地の状況
県全体の平均変動率は0.2%(前年▲0.2%)となり、平成4年以来32年ぶりの上昇となりました。下落率が最も大きい市町は、南伊勢町▲1.7%で、上昇した市町は、四日市市と鈴鹿市が0.7%、津市と桑名市が0.5%、朝日町と川越町が0.4%、亀山市0.3%、菰野町0.2%、いなべ市と東員町が0.1%でした。
平均価格は、38,500円/平方メートル(前年38,200円)で、最高価格地点は、津市大谷町(津-18)の119,000円/平方メートルでした。
商業地の状況
県全体の平均変動率は0.2%(前年▲0.3%)となり、平成4年以来32年ぶりの上昇となりました。下落率が最も大きい市町は、志摩市▲1.5%で、上昇した市町は、四日市市1.1%、桑名市0.7%、鈴鹿市と菰野町が0.5%、津市、伊勢市、亀山市、川越町が0.3%でした。
平均価格は、69,200円/平方メートル(前年68,700円)で、最高価格地点は、四日市市諏訪栄町(四日市5-1)の 436,000円/平方メートルでした。
工業地の状況
県全体の平均変動率は1.6%(前年1.1%)となり、2年連続の上昇となりました。調査地点のあるすべての市町が上昇し、川越町2.5%、四日市市2.3%、桑名市1.7%、鈴鹿市1.5%、津市1.0%、松阪市0.8%、伊賀市0.5%でした。
平均価格は、22,700円/平方メートル(前年22,300円)で、最高価格地点は、四日市市午起2丁目(四日市9-5)の 38,900円/平方メートルでした。