今年の調査では、住宅地212地点、商業地85地点、工業地15地点等、計317地点を選定し、令和5年7月1日現在の価格を判定しました。
1 住宅地の状況
・県全体では、対前年平均変動率がマイナス0.5%(前年マイナス1.0%)となり、31年連続の下落となりました。
・市町別では、四日市市が平成3年以来32年ぶり、津市と鈴鹿市が平成4年以来31年ぶり、亀山市が平成9年以来26年ぶり、朝日町が令和元年以来4年ぶりに上昇に転じ、御浜町が平成5年以来30年ぶりに横ばいとなりました。下落率が最も大きかったのは、大紀町のマイナス2.3%でした。
・地価が上昇した地点は56地点(津市17地点、四日市市13地点、鈴鹿市10地点、桑名市5地点、亀山市3地点、菰野町と朝日町各2地点、伊勢市・名張市・伊賀市・川越町各1地点)、横ばいとなった地点は22地点(伊賀市4地点、四日市市と松阪市各3地点、津市・鈴鹿市・亀山市・御浜町各2地点、伊勢市・桑名市・名張市・東員町各1地点)でした。
・県全体の平均価格は、1平方メートルあたり28,100円(前年28,100円)で、最高価格地点は、津-5(大谷町)の1平方メートルあたり103,000円でした。
2 商業地の状況
・県全体では、対前年平均変動率がマイナス0.1%(前年マイナス0.8%)となり、32年連続の下落となりました。
・市町別では、四日市市と桑名市は2年連続の上昇、鈴鹿市と菰野町は平成3年以来32年ぶり、亀山市は平成4年以来31年ぶり、津市は令和元年以来4年ぶりに上昇に転じ、朝日町が初めての横ばいとなりました。下落率が最も大きかったのは、南伊勢町のマイナス2.3%でした。
・地価が上昇した地点は34地点(四日市市13地点、津市7地点、桑名市と鈴鹿市各4地点、松阪市3地点、伊勢市・亀山市・菰野町各1地点)、横ばいとなった地点は12地点(津市と鈴鹿市各3地点、伊勢市2地点、四日市市・松阪市・名張市・朝日町各1地点)でした。
・県全体の平均価格は、1平方メートルあたり62,600円(前年62,200円)で、最高価格地点は、四日市5-11(安島1丁目)の1平方メートルあたり306,000円でした。
3 工業地の状況
・県全体では、対前年平均変動率が1.5%(前年0.9%)となり、2年連続の上昇となりました。
・市町別では、津市、四日市市、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、東員町、菰野町及び川越町が2年連続の上昇、桑名市は平成2年以来33年ぶり、松阪市は平成4年以来31年ぶりに上昇に転じ、伊勢市と名張市は平成9年以来26年ぶりの横ばいとなりました。
・地価が上昇した地点は13地点(津市・四日市市・鈴鹿市各2地点、松阪市・桑名市・亀山市・伊賀市・東員町・菰野町・川越町各1地点)、横ばいとなった地点は2地点(伊勢市と名張市各1地点)でした。
・県全体の平均価格は、1平方メートルあたり19,800円(前年19,500円)で、最高価格地点は、桑名9-1(大字江場)の1平方メートルあたり42,800円でした。
3 全国の状況(参考)
・全国平均では、住宅地と商業地が2年連続の上昇、工業地は6年連続で上昇し、上昇率は拡大しました。