今年の調査では、住宅地212地点、商業地85地点、工業地15地点等、計317地点を選定し、令和4年7月1日現在の価格を判定しました。
1 住宅地の状況
・県全体では、対前年平均変動率がマイナス1.0%(前年マイナス1.6%)となり、30年連続の下落となりました。
・市町別では、四日市市と朝日町が下落から横ばいに転じ、志摩市と大紀町、南伊勢町がマイナス2.6%となり、下落率が最も大きくなりました。
・地価が上昇した地点は32地点(津市11地点、四日市市7地点、鈴鹿市6地点、桑名市4地点、菰野町2地点、名張市・川越町各1地点)、横ばいとなった地点は23地点(津市7地点、四日市市5地点、亀山市3地点、鈴鹿市・朝日町各2地点、伊勢市・松阪市・桑名市・伊賀市各1地点)でした。
・県全体の平均価格は、1平方メートルあたり28,100円(前年28,200円)で、最高価格地点は、津-5(大谷町)の1平方メートルあたり101,000円でした。
2 商業地の状況
・県全体では、対前年平均変動率がマイナス0.8%(前年マイナス1.6%)となり31年連続の下落となりました。
・市町別では、四日市市と桑名市が上昇に転じ、菰野町が下落から横ばいに転じました。また、南伊勢町がマイナス3.0%となり下落率が最も大きくなりました。
・地価が上昇した地点は9地点(四日市市5地点、津市・桑名市各2地点)、横ばいとなった地点は17地点(四日市市7地点、鈴鹿市4地点、津市2地点、伊勢市・松阪市・亀山市・菰野町各1地点)でした。
・県全体の平均価格は、1平方メートルあたり62,200円(前年62,300円)で、最高価格地点は、四日市5-11(安島1丁目)の1平方メートルあたり295,000円でした。
3 工業地の状況
・県全体では、対前年平均変動率が0.9%(前年マイナス0.3%)となり、30年ぶりに上昇に転じました。
・市町別では、津市・四日市市・鈴鹿市・亀山市・伊賀市・東員町・菰野町・川越町が上昇に転じ、松阪市と桑名市が下落から横ばいに転じました。
・地価が上昇した地点は9地点(津市2地点、四日市市・鈴鹿市・亀山市・伊賀市・東員町・菰野町・川越町各1地点)、横ばいとなった地点は4地点(四日市市・松阪市・桑名市・鈴鹿市各1地点)でした。
・県全体の平均価格は、1平方メートルあたり19,500円(前年19,400円)で、最高価格地点は、桑名9-1(大字江場)の1平方メートルあたり42,400円でした。
3 全国の状況(参考)
・全国平均では、住宅地と商業地が上昇に転じ、工業地は5年連続で上昇し、上昇率は拡大しました。